収入が増えそうな気がしない。体重が減りそうな気がしない。それはもしかしたら、無意識の隠れた考え方の影響かもしれない。その思考が、自分は経済的にこの階級に属すべきだ、あるいは自分の体型はこの程度だと自動的に決めつけ、その快適この上ない場所にとどまれる行動を取らせているのかもしれない。
先入観を打ち壊して
内なる力を引き出そう
私がよく言うのは、人は自分のなわばりや世界では無敵だということだ。たとえば年収400万円というのは、1つのなわばりになる。その額を稼ぐのに必要な計画、作戦、思考といったものが、そのエリアを形成している。
信じてもらえるかどうかはわからないが、400万円稼ぐよりも600万円稼ぐほうが難しいとは限らない。難しいように思えても絶対とは限らない。時給2500円だろうが、5000円だろうが、40時間の労働が40時間の労働であることに変わりはない。
『あなたはあなたが使っている言葉でできている』(ゲイリー・ジョン・ビショップ著、高崎拓哉訳、ディスカヴァー・トゥエンティワン)
仕事の中身や効率を見直すことも大切だが、なわばりを離れることを考えたほうがいいときもある。それにはまず、自分を縛っている限界に気づかなくてはいけない。それは「絶対」に思えるものや、今のあなたが気づいていない何かだ。
言い換えるなら、自分や他人、人生はこういうものだという先入観だ。それが、あなたの内に秘めた力が引き出されるのを阻んでいる。その壁を壊せれば、今の自分を超えた人生を送り、この現象のパワーを理解できるようになる。
人生はそんなに単純なものじゃないと思う人もいるだろう。しかしこうした見方をすることで、今までとは次元の異なる成果を挙げられるようになる。それは別の話なので詳しくは話さないが、さしあたっては、人生はいくつかのなわばりに分割されていて、あなたはその中で勝っているという点をわかってほしい。
ポイントは、どんななわばりであれ勝っていることだ。そこではあなたの勝ちは決まっている。抜け出すには、自動思考を変えるという大変な作業が必要だ。







