自分の限界を無意識のうちに
決めていないか?

 あなたは、自分には愛される価値がないと決めてかかっている。そのことを証明しようとせっせとがんばり、そして成功を収めた。おめでとう!

 自分がどうしようもないサドで、同時にマゾだと感じた人も、心配しないでほしい。希望の光はある。

 今のたとえ話が当てはまらない人もいるだろう。愛する伴侶と幸せな結婚生活を送っている人や、逆にプロポーズしてくる相手を追い払う人もいるかもしれない。その場合は自分の「暗部」、つまり一番うまくいっていない、負けっぱなしに思える部分に目を向けよう。

 人の思考はとても強力で、常に目標達成へ駆り立てる。それが目標だと本人が気づいてないときでさえ、だ!あなたの脳には勝ち癖がついている。

 その傾向は恋愛以外にも当てはまる。キャリアにも、運動にも、貯金にも、何にでも関わっている。あなたには徹底的な勝ち癖がある。

 そんなわけで、ここでのアサーティブな言葉はこうだ。「私は勝つに決まっている」

 あなたは常に勝っている。脳がそうさせている。問題は、無意識的な本当の望みと表向きの望みとのあいだにずれがある点、ときにはまったく異なっている点にある。

人間は人生の大半を
自動操縦モードで過ごしている

 幹細胞とDNAの研究で有名なブルース・リプトン博士は、人間の日々の行動の95パーセントは無意識的なものだということを発見した。つまり、意識的な行動や言動は全体のほんの一部にすぎない。

 これは少し考えれば当たり前の話だ。たとえば時間の感覚。車で帰宅した日があったが、途中で何があったかや、いつの話だったか思い出せないということは多い。人は人生のほとんどを自動操縦モードで過ごしている。意識的に何かを考えることのないまま、ぬかるみを這い進んでいる。

 あなたの人生の道行きを決めているのは、そうした心の奥深くにある隠れた思考だ。脳はその道を行けとせっつくが、その道とあなたが意識的に選んだ道は必ずしも一致しない。