「体が硬く、体重増加が気になる40代。今からメリハリはつくれる?」
そんな悩みに寄り添っているのが、ヨガライフスタイリスト・tsuki(ツキ)さん。SNS総再生数1億回超を誇る「くびれヨガ」は、ヨガ×呼吸法×筋トレを組み合わせた、無理なく続けられるボディメイクメソッドです。
今回は、tsukiさんに、体型が変化しやすい40代からのボディメイクの秘訣と、初心者でも取り組みやすいおすすめワークをうかがいました。(構成:依田則子 写真:榊智朗)

tsuki(ツキ)

今日が、これからの人生でいちばん若い日

――ボディメイクに挑戦したくても、体の硬さ・年齢を理由に、一歩踏み出せずにいる方は少なくありません。

tsuki:ふだん運動をしていない方や、体が硬い方ほど変化を実感しやすく、伸びしろも大きいんです。

 私はヨガのレッスンで、10代から80代まで幅広い世代の方と向き合ってきました。
 体は何歳でも変わる――そのことを、何度も目の当たりにしています。

 たしかに、筋肉量は年齢とともに減少します。
 でも、動かせば、そのぶん体はしっかり応えてくれます。
 代謝も上がり、体は少しずつ変化していきます。

 若い頃より変化のスピードはゆるやかかもしれません。それでも、遅すぎることはありません。
 今日が、これからの人生でいちばん若い日。
 始めるなら、今がベストタイミングです。

ボディメイク成功の秘訣は「継続」

――年齢を重ねると、マシンを使った筋トレなどハードな運動も少しプラスしたほうがよいでしょうか。

tsuki:じつは、逆の場合が多いんです。

 重い負荷をかけるより、自分の体重を使って丁寧に動くほうが、効果を実感しやすいと思います。
 たとえば、「くびれヨガ」のように、ヨガのポーズや呼吸法を取り入れる方法ですね。

 そして、結果を左右するのは年齢よりも、「継続」です。

 若い人でも、続かなければ体は変わりません。
 40代、50代でも、続ければしっかり応えてくれます。

 体づくりは、短距離走ではなく、マラソンです。

続く人は、小さく始めている

――継続のコツを教えてください。

tsuki:最初から頑張りすぎないことです。

 深い呼吸を1分間繰り返したり、手首を回したり。それだけでも十分。

 小さな一歩を踏み出すと、「もう少しやってみよう」という気持ちが自然と湧いてきます。
 運動は、やる気が出るのを待ってから始めようとしても、なかなか難しいもの。
 小さな動きでも始めてみると、やる気は自然とついてきます。

最初の一歩は「ほぐして整える」ことから

――体が硬い方や、ふだん運動をしていない方が、効率よく体を変えるためのポイントを教えてください。

tsuki:筋トレから始めるのではなく、まずは関節をほぐすことから始めてみてください。 

 くびれヨガでは、

1 ほぐす・整える
2 吐く呼吸で肋骨を閉じる
3 筋肉でクセづけ

 この順番を大切にしています。
 骨格と呼吸から整えることで、無理なく、お腹やせや姿勢改善につながります。

 今回は、その第一歩としておすすめの「ローランジ」をご紹介します。

 やり方は、画像を参考にぜひ試してみてください。
(※画像は書籍『くびれヨガ』より)

◎ローランジ
 ねらい:おもに腸腰筋・前もも(大腿四頭筋)をしっかりほぐします

関節の縮みを伸ばす【ローランジ】

【手順1】
◆片脚を両手の間に置く
◆前ひざを立て、後ろ脚はできるだけ後ろへ伸ばす
◆両手は床につき、視線は正面へ
※ひざが痛い場合は、タオルを敷きましょう。

両手をバンザイ

【手順2】
◆両手を前ももに置いて上体を起こす
◆後ろ脚の前側の伸びを感じながら、両手を上へ

POINT
・腰を反りすぎない
・肩の力を抜く
・お尻を軽く締める
・骨盤は正面に向ける

脚を伸ばした側の片手を軽く伸ばす

【手順3】
◆後ろ脚側の腕をさらに上へ伸ばす

POINT
・脚の付け根から上体を引き上げるイメージで

息を吐きながら、上げた腕を真横に倒す

【手順4】
◆息を吐きながら、上げた腕を反対側へ倒す
◆脇腹から腰まで気持ちよく伸ばす
◆反対側も同様に行う

POINT
・脚の付け根から倒す意識で
・体が前に倒れないようにする
・背中を丸めない
※反り腰の改善にも役立つポーズです。

 このほか、新刊『くびれヨガ』では、
・くびれる呼吸法
・くびれと美姿勢を同時につくる20分ショートレッスン

・お腹やせの最短ルート
 を、動画付きで紹介しています。がんばりすぎず、自分の体と向き合うきっかけになればうれしいです。

(本記事は書籍『くびれヨガ』の一部を抜粋・編集したものです。)

tsuki(ツキ)
ヨガライフスタイリスト/パーソナルトレーナー
SNS総フォロワー65万人。Instagramフォロワー22万人。オンラインヨガコミュニティを主宰。「くびれる肋骨締め呼吸」の動画は一本で2500万回以上再生され、くびれ・姿勢改善メソッドの発信で注目を集める。「くびれヨガ」の再生数は累計1億回を超える。
10代でヨガに出合うも、当時はひどい猫背・くびれのない体形に悩み、自己流の運動やダイエットでも効果が出ない時期を経験。骨格診断では「くびれができにくい骨格」と言われ、理想の体形を諦めかけたことも。
そこから一念発起し、ニューヨークでヨガ国際資格を取得。さらに最新の運動生理学・解剖学を学び直し、実際に悩みを抱える女性たちと向き合うなかで、女性らしい体のラインを無理なくつくる独自の「肋骨締め呼吸」と姿勢改善メソッドを考案。自身も実践を重ね、くびれも姿勢も大きく改善。その経験から「体形は変えられる」と実感する。
現在は、サステナブルアクティブウェアブランド「iM」を立ち上げ、企業・学校・メディア出演・イベント出演など多方面で活躍中。大手フィットネスクラブでは年間700本以上のレッスンを行い、指導歴13年(2026年現在)の講師として活動中。「くびれができない」「姿勢が悪い」「呼吸が浅い」と悩む女性の共感を集め、多くの支持を得ている。RYT500 全米ヨガアライアンス、kids yoga(teens yoga)YogaEd.プロフェッショナルインスティテュート2、NESTA-PFT 全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会認定パーソナルフィットネストレーナー、フィットネスニュートリションスペシャリストの資格を取得している。
https://www.instagram.com/tsukiyoga/