嫌われることで人間関係が「最適化」される

嫌われることで状況が悪くなると考える人もいますが、実はそうではありません。嫌われることによって、むしろ「人間関係の最適化が進んでいる」とも言えるのです。

ここで、私の過去の体験をお話ししましょう。20代の頃から仲良くしていた友人がいました。一時期疎遠になっていたのですが、また環境が重なり、一緒に飲む機会がありました。私としては楽しく盛り上がったと思っていたのですが、その後、いくら連絡しても返事がこなくなってしまったのです。

最初はモヤモヤしましたが、よくよく考えてみると「本当は楽しくないのに楽しいふりをして付き合い続けるより、連絡を絶ってくれたほうがお互いのためになる」と気づきました。相手の意思を尊重し、「一緒にいて楽しかった時期は終わったんだな。今までありがとう」と、心の中で区切りをつけることにしたのです。

誤解を無理に解く必要はない

また、私はコミュニケーションが不器用なところがあり、悪気はないのに相手との間に距離ができてしまうことが稀にあります。勝手に不安になって余計な連絡をしてしまい、相手が誤解したまま離れていくこともありました。

しかし、そうした誤解も無理に解かなくていいと私は思っています。相手が歩み寄ってきた時に説明すれば解けるかもしれませんが、こちらから無理に解きに行ったとしても、その場を取り繕うだけでその後の関係にはつながりません。

離れていくなら、そのまま放っておけばいいのです。

嫌われるのは「一番どうでもいい問題」

つまり、「嫌われる」というのは、お互いの生き方や考え方が合わなくなり、一緒にいる時期が過ぎたというだけの単純な事実なのです。

あまり気にする必要はありませんし、自分らしい選択ができた結果として嫌われたのなら、それはむしろプラスです。嫌われないために自分らしく生きられないことのほうが、よほど害が大きいですからね。

寂しさや一時的なショックはあるかもしれませんが、最終的には馬が合わない人が自然と離れていくだけのこと。「人間っていろいろ変わって面白いな」くらいの気持ちでいるのが一番良いかと思います。

嫌われることを恐れている人にとっては真っ先に悩むポイントかもしれませんが、実は「一番どうでもいい問題」なのです。