ポイント3
ワールドカップ後の継続メリットがわかりにくい
さて、ワールドカップ終了後に引き続き加入者がDAZNを継続してくれるのはどのようなケースでしょうか。
よく言われることですが、ワールドカップでサッカーファンになった層がJリーグにあまり関心を持ってくれないという課題があります。
この課題は野球と似ているように感じます。野球でも大衆性という観点でいえば、日本のプロ野球よりも圧倒的にメジャーリーグの方が注目されています。その中心には大谷翔平がいて、その大谷を毎試合放送するBSメジャーリーグ中継へと視聴者が流れています。
同じようにワールドカップ後に日本代表を応援したサポーターがDAZNを継続する動機は、Jリーグの視聴ではなく「推しメンの推し活」になるはずです。そして主力の大半は欧州組です。
この視点で比較すると、大谷人気と同じ流れをDAZNは作れていません。久保建英、堂安律、伊東純也などの推しであればDAZNを継続視聴すれば欧州リーグでの活躍を配信で見ることができるのにもかかわらず、その訴求ができていないのです。
DAZNは欧州の主要リーグと一番幅広く契約をしています。しかしDAZNの現在の申し込みページを見ると、欧州組の推しファンはどのプランを契約をすればいいのかがわかりません。
募集停止した「DAZN SOCCER」プランでは「明治安田Jリーグ、ラ・リーガ、セリエA、ブンデスリーガ、リーグ・アンをはじめとする欧州サッカー」と書かれていました。それを読めば久保建英、堂安律、鈴木彩艶の推しは継続を考えたかもしれません。伊東純也のベルギーリーグも私の記憶ではDAZNだったはずですが、そのことは書かれていませんでした。
ところがこのような情報提供は炎上後、むしろ悪化します。これから契約する人向けの「スタンダードプラン」の詳細には「ブンデスリーガを筆頭とする欧州サッカーに加え」という表示と「スペインのラ・リーガのロゴ」しか書いていません。月額4200円(7/20までの新規加入なら最初の3カ月は1980円)を払って自分の推しが応援できるかどうか、申し込みページからは読み取れないのです。







