写真はイメージです Photo:PIXTA
「宿題が終わったらゲームしていいよ」――多くの家庭で使われる“ごほうび型”の約束。しかし、その当たり前が、ASD(自閉スペクトラム症)グレーゾーンの子どもにとっては、やる気どころか親子関係の摩擦を生む引き金になっている可能性がある。では、子どもの行動をどう導けばいいのか。※本稿は、医師の星野 歩『3000人の発達障害の子を診察してきた医師が教える ASD(自閉スペクトラム症)・グレーゾーンの子どもをありのまま育てる方法』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を抜粋・編集したものです。
条件つきの子育てが
向いていない家庭も
子育てをしているとよくあることですが、親はわが子に対して「〇〇ができたら、△△してあげる」というように条件をつけてしまいがちです。
それでうまくいくご家庭はいいのですが、ASD傾向のあるお子さんは特に「こだわりが強い=頑固」な子が多いので、親が条件を強いれば強いるほど逆効果になるおそれがあります。
たとえば、「宿題をやったらテレビゲームで遊んでいいよ」というような条件づけです。
子どもにしてみれば、何か大変なことをしなければ好きなことをさせてもらえないのか、という不満が募ります。
結局のところ何をやるにしても、親に「やらされている感」が積もり積もって、あとになって大きなトラブルとして跳ね返ってくる可能性が高くなってしまうのです。
このような条件づけを続けていると、親子ともに疲れてしまうだけ。お互いにがんばり合う(意地を張り合う)のはやめませんか?
子どもがやりたくないことは無理にやらせない。
子どもがやりたいことなら、どんどんやらせよう。
――そう決めると、親も子もラクになります。







