初戦オランダ戦のスターティングメンバー 上段左からFW上田綺世、GK鈴木彩艶、MF鎌田大地、DF谷口彰悟、DF渡辺剛、DF伊藤洋輝、下段左からMF久保建英、MF前田大然、MF中村敬斗、MF佐野海舟、MF堂安律(キャプテン) Photo:JIJI
「FIFAワールドカップ2026」では信じられない現象が起きています。政治的な対立もあり、スポーツでも日本に厳しい目を向けがちな中国。その中国のSNSが、日本代表を「アジア人の誇り」「心から敬服する」と絶賛する声が大多数を占めたのです。なぜ自国が出場していないW杯で、彼らはこれほど日本を熱烈に応援するのでしょうか?反日感情すら凌駕する“切実な理由”と、爆発的人気を誇る日本人選手の正体に迫ります。(日中福祉プランニング代表 王 青)
オランダ戦引き分けで
歓喜に包まれた中国のSNS
6月11日にW杯が開幕した。中国のSNSではW杯一色となり、大いに盛り上がっている。
話題の中心は日本代表だ。「日本、頑張れ!絶対に勝ってほしい!」と、中国人サッカーファンが日本代表に熱い声援を送っている。日本代表の勝利を自国代表の勝利のように喜ぶ人も少なくない。
6月15日に、日本代表とオランダ代表の初戦が引き分けに終わったとき、中国のネットは嵐のように盛り上がり、驚きと歓喜の投稿が相次いだ。
「もう鳥肌が立つ……。日本代表は本当に素晴らしい!」「もっとも見る価値がある試合だった」などと絶賛する声が飛び交った。
中国最大の検索エンジン「百度(Baidu)」や中国版「X」とも呼ばれる「微博(Weibo)」など大手の検索エンジンやSNSプラットフォームが試合結果を速報すると、注目ランキングの1位となった。
なぜ、中国人は自国の代表が出場できていない中、日本代表をこれほど愛し、熱烈に応援するのか。







