こうした高橋社長の回答に、個人株主としては正直、納得感は半分程度です。「日経平均が過去最高を更新」のニュースを見るたびに、オリエンタルランド株は全然伸びてないのを嘆いていたからです。
テーマパークの研究者としては、コスト増加、特に人件費は仕方ないと思います。キャストを定期的にヒアリング調査していますが、時給を上げないと人が集まらないのは明白。人件費が増えても利益を出せる体質に改善が必要でしょう。売上高が過去最高になったのは客単価が過去最高になったから、つまり値上げが奏功したからです。
一方で、ゲストが値上げを完全に受け入れているかというと、そうでもありません。初期のチュロスは210円だったのに、今では600円前後になっています。ワンデーパスポート(入園チケット)は、2000年代は5000円強だったのに、今では倍の1万円前後し、「高すぎて行けない」などとSNSでよくやり玉に挙がっています。
【Q2株主特別優待制度について】
堀川健司常務執行役員:上場30周年記念の当期、感謝を込めて特別優待制度を実施しました。株主の皆さまからは特典のバリエーションを増やしてほしいとのご要望があります。例えば、クルーズに特別招待してほしいとのご要望。検討しますが、どうなるかは未定です。
同:株主用パスポートを廃止して配当金に回してほしいとのご要望もありますが、是非パークに来ていただきたいとの考えでこの制度を設けておりますので。株主は60万人超いまして、株主優待の拡充には慎重になる必要があります。
クルーズに特別招待、なんていいアイディアなんでしょう! 一方で、株主用パスポートよりも配当金を増やしてほしいとの意見、株価が低迷しているんだからせめて……という気持ちは非常に分かります。
以降は、会場に来た株主が挙手し、当てられて始まった質疑応答です。







