いろいろ重なって心に余裕がない、ショックな出来事にパニック…。そんなしんどい時、真面目な人ほど「なんとかしなきゃ」と無理に頑張りがちですが、実はその行動が逆に負担を増やしているかもしれません。どん底のように辛い日、私たちが取るべき“いちばんの正解”とは? 心をふっと軽くする、自分を守るための過ごし方をお届けします。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・斎藤順)
※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。
Photo: Adobe Stock
とても辛い時、どうしたらいい?
今日のテーマは、「とても辛い時の過ごし方」についてお届けしたいと思います。
いろんなことが重なって心に余裕がなくなってしまったり、ショックなニュースが飛び込んできたり、テンパってしまったり……。そんな「しんどい時」は誰にでもありますよね。では、そのような時はどう過ごすのが一番良いのでしょうか?
心と体は「回復」という大仕事をしている
一番大事なことは、「しんどい時というのは、何もしなくても心と体が『回復』のために全力で動いている」と認識することです。辛い時、人は過剰なストレスを抱え、心身ともに大きな負担を感じています。実はこの時、体は辛い状態から抜け出そうと必死に適応しようとしている時期なのです。
つまり、あなた自身が何もしていなくても、すでに体は「回復」という最大限のお仕事をしてくれています。それにもかかわらず、「悲しんでばかりはいられない」「ショックを受けている場合じゃない」と無理に頑張ったり、気を紛らわせようとしたりすると、そこへさらに心身への負担が追加されてしまいます。これは最もやってはいけないことなのです。
一番ひどい日は「諦める」と決める
ですから、「今日は本当にひどい日だ」という時は、もう諦めて「何もしない」と決めてしまうことがとても大切です。ただゴロゴロ過ごす。眠れなくても、とりあえず目を閉じて横になる。今日はもう何もしないぞ、と割り切ってしまってください。
もし、少し仕事などの作業をしていたほうが気が休まるというのであれば、動いても構いません。ただし、あくまで「回復」を最優先にして、ちょっと動かしたほうが無になれる、という程度にとどめてやりすぎないように注意しましょう。



