人間に備わる「ホメオスタシス」の力

人間の体はとても便利にできていて、ダメージを受けても放置しておけば、一生懸命に回復しようとする機能が備わっています。これを「ホメオスタシス(恒常性)」と呼びます。

とても辛い時、体はストレスに対抗するためにコルチゾールなどを分泌し、ストレス状態になります。しかし、そのままでは体が壊れてしまうため、ホメオスタシスが働き、タイミングを見つけて元の正常な状態に戻ろうとしてくれるのです。

今、あなたが何もしていなくても、ダメージを修復すべく心も体も一生懸命に動いています。その働きを邪魔しないことが何よりも重要です。

辛さの「鮮度」は落ちていく。今日1日をやり過ごそう

今日がとんでもなくひどい日なら、もう今日という1日は諦めて、ゴロゴロ過ごしましょう。泣きまくっても、落ち込みまくっても構いません。「今日はひどい日だから、ひどい日の過ごし方をしよう」と割り切るのです。

真面目な人ほど「なんとかしよう」と焦ってしまいますが、それがかえって心身の回復を遅らせ、悪化させる原因になってしまいます。ひどいことや悪いことというのは、「鮮度」が落ちるのが早いものです。起きた瞬間が一番しんどくても、明日になれば「昨日起きたこと」になり、明後日にはさらにマシになり、1週間もすれば忘れていることすらあります。

波のようにざわざわした気持ちが押し寄せてくるかもしれませんが、ひどい日であればあるほど「今日1日は仕方ない」と割り切ってみてください。心と体の回復のリズムに身を任せ、一生懸命戦ってくれている自分自身に敬意を払って、あえて「何もしない」時間を作ることが大切です。