露店の花屋から漂ってくる香りが、爆撃で破壊されたショッピングモールの焦げ臭いにおいと混ざり合う。地下鉄の駅からは通勤客が次々と吐き出されてくるが、駅の窓ガラスは吹き飛んだままだ。マクドナルドで朝食をとる人々の姿もあるものの、看板はロシア軍の空爆による炎で溶け、壁にだらりと垂れ下がっている。ウクライナの首都でも最も激しい爆撃を受けた地域でありながら、今なお最も活気に満ちた街の一つ、それがルキャニウカだ。戦前、キーウ中心部から徒歩圏内のこの場所は、歴史的に労働者階級の街だった。ロシアによる本格侵攻が始まって5年目を迎える中、この街はウクライナ人が日々の生活を維持しようとする決意の象徴にもなっている。
キーウの日常、ロシア爆撃下で生まれた「連帯感」
ミサイル猛攻の中でも、ルキャニウカ地区の住民は毎日の生活を続けている
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