アルムナイイベントを継続するためのポイント
アルムナイイベントで最もよく聞く失敗は「一回だけ開催して終わった」です。初回はどうにか実施したものの、次回の企画が進まないまま立ち消えになるケースです。背景には、ノウハウがないので何をどう改善すれば良いかわからない、人事担当者が他の業務と兼務のためリソースが足りない、成果指標を短期的な再雇用件数などに絞りすぎて「効果が見えない」と(経営側に)判断されてしまう、などがあります。対処としては、前述のとおり、アルムナイや事業側を運営に巻き込むことと、KPIの設定を短期と中期の混合にすること、などが有効です。また、アルムナイ関連サービスを提供する会社に企画や運営を委託することも一つの手です。
「アルムナイイベントをやってみたいが、何から始めれば良いかわからない」という声をよく聞きます。最初の一歩として最もおすすめなのは、小規模な会から始めることです。まずはアルムナイネットワークに最初に登録した数名のアルムナイを集めた食事会や勉強会でも十分です。大掛かりなイベントを開催する前に、こうした小さな場で「どんな話題が盛り上がるか」「アルムナイが何を求めているか」を肌で感じることが、その後のイベント設計に大きく活きてきます。そのうえで、参加したアルムナイの反応や声をもとに、次のイベントの内容や規模を少しずつ広げていく。完璧な設計を最初から目指すのではなく、小さく始めて、学びながら育てていくことが、長続きするアルムナイイベントをつくるうえで最も重要なことだと思います。
パラマウントベッド社のアルムナイ交流会は、定期的に有志のアルムナイと現役社員が集まり、フラットな関係で会社の現状やネットワーク運営について意見を交換する場として設計されています。同社は、アルムナイと現役社員が互いに学び合い、成長し続けられる関係性の構築を目指しています。企業側だけの視点に偏ることなく、イベントやネットワークの在り方自体をアルムナイと一緒に考え、アルムナイファーストで価値を創り上げる姿勢が、参加者の高い帰属意識とイベントの継続性につながっています。また、こうした取り組みを発信することは、より多くのアルムナイとのつながりを広げるきっかけにもなっています。







