足回りには周波数応答ダンパーを採用。微小入力から大きなストロークまで最適な減衰力を発揮することで、フラットで上質な乗り味を実現している。
その効果は走ってみてよくわかった。乗り心地は良好である。駆動方式を問わず後席を含めしっとりとした印象だ。突き上げや跳ねは気にならず、横方向に揺すられる感覚も小さい。視線のブレも小さく、運転しやすいのはもちろん、どの席に座っても高い安心感が感じられた。
新型CR-Vは
“最新ホンダ”が体感できる実力車
CR-Vは4WD機構も進化した。電子制御の緻密化により、雪上だけでなく、オンロードにおいても走行性能が向上している。コーナリング時の前後輪の駆動力配分を、従来の前後60対40から最大で前後50対50まで後輪側への配分を引き上げることで、旋回時の安定感とライントレース性のリファインを図った。軽快な2WDもいいが、4WDは走りに重厚感があり、より上質なドライブフィールが味わえる。
安全装備も最先端。BLACK EDITIONには、多数の新機能を備えたHonda SENSING 360が標準装備される。中でもレーンチェンジを支援する機能は、周囲の安全確認をクルマに任せることができ、安心度が高まるのがうれしい。
各社がSUVの開発に力を入れ、競争が激化する中にあっても、新型CR-Vは確かに相反する要素を巧みに両立させていて、見事なオールラウンダーに仕上がっていた。すべての面で満足度が高いモデルである。
新型CR-Vは“最新ホンダ”が体感できる実力車である。
(CAR and DRIVER編集部 報告/岡本幸一郎 写真/横田康志朗)








