そのため、現時点で確認されているデータ上の最長投与期間は、ウゴービが約1年4カ月、ゼップバウンドが約1年5カ月とされています。
ただし、3~4カ月投与して効果がなければ治療の変更を考慮するのがよいと考えられます。
けた違いの減量効果を
見せた肥満症の新薬
ウゴービの費用は用量に応じて5段階があり、2025年末の時点で0.25mg:1764円、0.5mg:3009円、1.0mg:5557円、1.7mg:7429円、2.4mg:1万96円、週に1回使用します。
1カ月では自己負担額3割で約2200円~約1万2200円、これに診察料、検査料などで約5000円~約7000円が加算されます。
ゼップバウンドは6段階があり、同時点で2.5mg:3067円、5mg:5797円、7.5mg:7721円、10mg:8999円、12.5mg:1万180円、15mg:1万1242円、同様に診察料、検査料などが加算されます。なお薬の価格は改定されることがあります。
肥満症の患者さんを対象にした「ウゴービ」の臨床試験(STEP6試験)の結果は、2022年3月、世界的に著名な医学ジャーナルの『The Lancet Diabetes and Endocrinology』(ランセット 糖尿病および内分泌学)で報告されました。投与群では次のように、非常に強い体重増加抑制と体重減少作用が認められています。
投与68週目の体重減少率は、ウゴービ2.4mgの摂取群で13.2%、1.7mg群で9.6%でした。5%以上の減量を達成した人の割合は約8割、15%以上でも約4割にのぼり、プラセボ群(各約20%、3%)を大きく上回りました。これまでの薬による同試験では平均5%程度の減量であったことを踏まえると、けた違いの効果だといえます。
それに、腹部内臓脂肪面積の減少も顕著で、2.4mg群で約40%減少したとの報告もあります。







