その積み重ねが、あなたの周りに、自然と笑顔の輪を広げ、心地よい居場所を育てていくのです。

相手の言葉を使うと
心の距離は近づく

 相手が使った単語を、そのまま自分の言葉に混ぜて返す。それだけで会話の温度はぐっと上がり、深い安心感が生まれます。

「自分の言葉を大切に扱ってもらえた」。そんなふうに感じるよろこびは、何物にも代えがたいものです。

 たとえば、「Gパン」を「デニム」と言い換えない。「ヒョウ柄」を「レオパード」と言わない。

 あえて相手と同じ単語を使うことで、意図的に「この人とはなんか合うな」という感覚をつくることができます。これが、相手との深いつながりになっていくのです。

「言葉の握手」で心の距離を縮める。

 相手の単語をそのまま使うこと。それは、「あなたの世界を尊重しています」という敬意のしるしです。

「聞いているよ」というサインをさりげない会話で届けていく。その小さな一歩が、ふたりの心の距離をぐっと縮めてくれます。

イラスト:感じのいい人は相手の単語を使って話す同書より転載 拡大画像表示

雑談では踏み込みすぎない
話題選びが大切

「最近どう?」や家族のことなど、プライベートな話題は、少し答えにくいことがあります。

 感じのいい人は、相手の心に無理に踏み込もうとしません。

「学生時代、どんな曲を聴いていました?」。

「子どもの頃、好きだったお菓子は?」。

 そんな“共通のゆるい記憶”をテーマにします。

 雑談で大切なのは、内容そのものよりも話しやすさ。距離を詰めすぎず、でも心のドアをそっとノックするような絶妙な距離感が、相手の心をゆるめて、安心感を引き出します。