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全国的な流れと同様に中国地方でも女子大学や女子校がどんどん共学化にかじを切り、女子大までを擁する女子エスカレーター校を展開するのは安田学園一つに絞り込まれる可能性が強まっている。残された安田学園も苦しいのかといえば、実は経営データにおいては多くの共学校をしのぐ強さを見せている。連載『教育・受験 最前線』では、連載内特集『エスカレーター校 クライシス2』をお届けする。#39では、中国地方の3県(岡山、広島、山口)を拠点にエスカレーター校を運営する12学校法人についてダイヤモンド編集部独自の「裏成績表」を公開する。安田学園の裏成績表における評価は、12学校法人の中でトップクラスだ。(ダイヤモンド編集部副編集長 臼井真粧美)
女子大を擁する安田学園
裏成績表はトップクラス
広島県を拠点に女子エスカレーター校を展開してきた広島女学院は、2026年4月に広島女学院大学をYIC学院へ引き渡した。同大学は27年度に「YIC学院大学」に大学名を変更して男女共学になる。隣県の岡山県を拠点にするノートルダム清心学園は、清心中学校・清心女子高等学校を27年度から共学化し、大学も共学化を検討する。
岡山県の山陽学園と就実学園、広島県の比治山学園、山口県の梅光学院は10年~30年前から共学化へかじを切っている。ノートルダム清心女子大学も共学化した場合、女子大がある女子エスカレーター校を運営する中国地方の学校法人は、安田女子大学を擁する安田学園一つに絞り込まれることになる。
昨今男女共学へ転じるのは、言うまでもなく男女別学のままでは学生・生徒が集まりにくいため。「女子大離れ」という言葉に象徴されるように、若者の共学志向は強まっている。学校淘汰時代に女子校を維持する厳しさは増しており、少子化が早く進む地方はなおさらである。
残された安田学園も苦しいのかといえば、そこは話が変わってくる。経営データにおいて、多くの共学校をしのぐ強さを見せているのだ。
ダイヤモンド編集部では、大学を擁するエスカレーター校を運営する学校法人を対象に、経営データを軸に5項目を5段階で評価する独自の「裏成績表」を作成した。今回は、中国地方を拠点にエスカレーター校を展開する12学校法人に焦点を当てた。
次ページでは、加計学園(岡山理科大学、倉敷芸術科学大学)、山陽学園(山陽学園大学)、就実学園(就実大学)、ノートルダム清心学園(ノートルダム清心女子大)、修道学園(広島修道大学)、鶴学園(広島工業大学)、比治山学園(比治山大学)、広島女学院(広島女学院大)、安田学園(安田女子大)、宇部学園(山口学芸大学)、香川学園(宇部フロンティア大学)、梅光学院(梅光学院大学)の裏成績表を公開する(かっこ内は運営する大学名)。安田学園の裏成績表における評価は、12学校法人の中でトップクラスだ。







