人から言われた嫌な言葉が胸に刺さり、何度もリフレインして苦しい。そんな経験はありませんか? 「気にしないほうがいい」と頭ではわかっていても、どうしても忘れられない。そんなこと、ありますよね。でも、実は無理に忘れようと頑張る必要はないのです。モヤモヤする気持ちがスッと楽になり、言葉を上手に受け流せるようになるための、ちょっとした「心の持ち方」をお伝えします。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・斎藤順)
※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。
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頭から離れない「嫌な言葉」との向き合い方
「嫌な言葉を受け流す流儀」についてお話ししたいと思います。人から言われた嫌な言葉が胸に刺さり、何度も頭の中でリフレインして離れず、苦しい思いをしている方は少なくありません。
周囲から「気にする必要はない」と言われたり、自分自身でも頭ではわかっていたりしても、どうしても離れられないことがあると思います。そのような時に、基本としてどのように受け流せばよいのかをお伝えします。
前提:無理に忘れようとせず「諦める」
まず知っておいていただきたいのは、嫌な言葉を受け流そうとしても、心に刺さって何度も再生されてしまうこと自体は「なんとかしようと思わなくていい」ということです。ふと思い出したとしても、「嫌な言葉だったな」と一瞬だけモヤッとする程度で終わらせましょう。
「二度と頭に思い浮かばないようにしよう」と頑張りすぎると、逆に記憶として脳に固定化されてしまうため、やめたほうが無難です。まずは「綺麗に忘れることは諦める」というスタンスのほうが、かえってうまくいきます。
受け流すための2つのポイント
具体的な受け流し方には、大きく分けて2つのポイントがあります。
1. 相手への「期待を減らす」
1つ目は、相手に対する期待値を下げるということです。嫌な言葉を投げかけられた瞬間はショックを受けますが、「この人はこういうことを言ってしまう人なんだな」と、頭の中であえてレッテルを貼ってみてください。事実として受け止めることで、少し心が楽になります。
私たちがモヤモヤするのは、「まさかこの人がこんなことを言うなんて」というギャップ、つまり「そういうことを言わない人だ」と期待していた分だけショックが大きいからです。そのため、「こういうことを言う人なのだ」と再認識するほうがよいのです。
「このレベルのことを言うなら、他の場面でも同じようなことや、もっとひどいことも言うかもしれない」とあらかじめ思っておけば、次に何か言われた時にも「やっぱりこういうことを言う人だよね」と納得でき、それほどしんどくならずに済みます。



