「時間のムダ」と諦め
その会社を退職
要は、論理的な説明は何もできないということです。というよりむしろ、僕からすれば部下(僕)の時間を奪って無用にイライラさせている時点でチームのパフォーマンスを下げており、マネジャーとしては完全に失格です。当時の僕も生意気な若者だったことは認めますが、納得いかないことは納得いかないと伝えたほうがいいと思ったのです。
『思考をアップデートする全技術 うまくいく人はなぜ、考えを柔軟に変化させられるのか?』(澤円 著、アスコム、税別1500円)拡大画像表示
最終的には、「おまえは年上に対する口の利き方がなってない」と言われて、僕はもう時間のムダだと諦めました。
こんなことが重なり、僕はその会社を辞めることに決めたのでした。
あなたの周りにもこんなオッサンはいませんか?
僕は会社で何らかのビジネスの決定をするような立場にいる人たちに、このようなオッサンがとても多い可能性があると見ています。
彼らが、僕たちが参考にできる成功体験を持っているとは限りません。なぜなら、日本のピークは約30年前に終わっているわけですから。バブル経済は多くの偶然の産物であり、努力の結果と言い切れない部分があるのです(もちろん、僕の親も含めて一生懸命働いていた人たちがいたことは間違いありませんが)。
バブル経済が経済の暴走に過ぎなかったことを考えると、日本の大きな成功事例と呼ぶにはふさわしくないかもしれません。そして、当時のビジネスの考え方やそのころにできたルールや慣例は、状況があまりにも変わったため、今の時代にはほとんど参考になりません。
そんなことも、今の若い世代の人にはぜひ知っておいてほしいと思います。







