「優秀なのに成功できない人」は
「正解探し」にハマりすぎている

 もちろんビジネスのフェーズによっては、ビジネスプランや財務管理はとても重要な要素です。でも考えてみれば、これから起業するのにエクセルでビジネスプランを立て、最初から出口戦略まで見据えているような人や会社は「つまらない」とも言えるでしょう。

 賢いかもしれない。先を見る力もあるのかもしれない。でも、ビジネスに正解はない。

 正解を求めることに時間を使っている時点で、「この先イノベーションは起こせないだろう」という評価になるのです。

 そこで、僕からの提案です。

《正解を探す呪縛から解放されよう》

 これは、組織だけではなく個人でも同じこと。日本人はあまりに「正解探し」がクセになりすぎています。もちろん正解が存在する問題もありますが、人によって解釈が異なってもいい問題は同じくらいたくさんあるはず。

 日本人がもっともっと多様な考え方を受け入れられるようになれば、大きく成長できるポテンシャルがあるのではないかと僕は常々考えています。どこにあるのかもわからない正解を探している間に、他の国の人たちはトライ&フェイルを繰り返してどんどん成長しているという事実があります。

 成長するためには、失敗をもっと許容する環境をつくっていかなければなりません。でも現実は、失敗した人の人格を否定したり、再挑戦しにくい雰囲気をつくったりする傾向が強いように感じます。そんな圧力に負けてはいけない。

 僕たちがこれからもっと成長するためには、どんどん挑戦して早めに失敗し、さらに再挑戦できるような空気が絶対に必要なのです。