マイケル・ジャクソン Photo:KMazur/gettyimages
ハードな交渉の末に初来日公演が決まり、日本中がマイケル・ジャクソン来日フィーバーに沸いていた1987年。彼自身、日本人の礼儀や静かな気遣いには深い感銘を受け、「こんなに居心地のいい国は初めて」と語っていたという。マイケル招聘の中心人物であった白井荘也が目撃した、世界的トップスターの知られざる一面を語る。※本稿は、プロデューサーの白井荘也『マイケル・ジャクソン来日秘話』(DU BOOKS)の一部を抜粋・編集したものです。
マイケルの食事姿は
誰も見たことがない
契約上はマイケルにはC・バーランドという女性のシェフが来日して、すべて同行していた(途中から、日本人シェフに交代された)。
その専用の食事内容は、大体栄養価の高いもので、豆腐、コーンパウダー、チーズなどにトマトベースの味つけ、そして飲み物はペリエといったもの、と聞いてはいたが、私たちはノータッチだった。
食事などは一切、マイケル側の責任となっていたので、こちらは安心してお任せしていた。ただただ、毎日心配なのは、「ちゃんと食べてくれてるかなあ」ばかりだったのを覚えている。
そして、マイケル・ジャクソンがお食事中の姿を一目でも見たことのあるスタッフは、数多いなかで、ひとりもいなかったのが最後まで不思議だった。
こうしたこともよくいえばマイケルの神秘性、悪くいえば奇人変人といった噂を招く原因になっていったのかもしれない。







