なぜか軽く扱われたり、面倒な役回りを押しつけられてしまう……そんな「なめられやすい人」には、実は意外な共通点があります。よかれと思ってしているその親切な行動、無意識のうちに相手へ「服従のサイン」を送っていませんか? 人間関係のストレスを手放し、理不尽な扱いから自分を守るためのヒントをお伝えします。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局・斎藤順)
※本稿は『精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉』(ダイヤモンド社)の著者による特別原稿です。
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ドラマによくある「なめられる」主人公
今日は「他人からなめられないための方法」をテーマにお話ししたいと思います。
現在、タワーマンションを舞台にした主婦たちのドラマを観ているのですが、その中には人間関係のドロドロとした描写がよく出てきます。コミュニティを支配する「お局様」のような存在がいて、そこに新しく引っ越してきた主人公の主婦が、パシリにされたり、いじめられたりするという定番の展開です。
ドラマなので多少大げさに描かれてはいますが、現実の世界でもこれに近い状況はよく起こり得ます。実は、どこへ行っても他人から「なめられる人」や「軽く見られる人」には、ある1つの共通点があるのです。
舐められやすい人の共通点とは?
人から軽く見られてしまう人の最大の特徴は、基本的に「人が良くて優しい人」、そして何よりも「よく動く人」です。逆に言えば、腰が重くて自分からは動かない人というのは、あまりなめられません。
例えば、仲間内で「飲み会をしよう」という話になったとき、周りの顔色をうかがって「じゃあ、私が幹事をやるよ」とおずおずと自ら引き受けてしまうような人は、なめられやすい傾向にあります。
率先して嫌な役を引き受けることのデメリット
先ほどの飲み会の例で言えば、幹事という役割は基本的に面倒なものです。何か特別なメリットがあれば別ですが、基本的にはデメリットしかなく、誰もが「できればやりたくない」仕事です。それでも、誰かがやらなければ会が進まないため、仕方なくやる性質のものです。
では、メリットのないやりたくない仕事を自ら率先して引き受ける行動は、周囲にどう映るでしょうか。
それは無意識のうちに「私は周りの顔色をうかがっています」というサインを発信していることになります。動物の行動学的な観点でいえば、「私が一番下っ端です」と自ら宣言し、服従のポーズをとっているのと同じようなものです。
本人は「親切心」や「みんなの役に立ちたい」という善意からやっているはずです。しかし、その行動だけを見た一部の残念な人は、「こいつはなめてもいい相手だ」と認識してしまいます。そして、そういう人に限って偉そうに振る舞ったり、権力を持っていたりするため、結果的にどこへ行っても嫌な思いをすることになってしまうのです。



