「あの人みたいなリーダーになりたい」――職場でそう思われる人には、ある共通点がある。それは、肩書や話し方ではない。毎日の仕事の中で、自分なりの「こだわり」を持ち、それを一貫して貫いていることだ。部下は、上司の何気ない行動を思っている以上によく見ている。では、なぜそのようなリーダーは自然と一目置かれ、憧れの存在になるのだろうか。話題の書『3000件の職場の悩みを解決したプロが教える リーダーのふるまい大全』の著者・本田淳也氏が解説する。
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部下が憧れるリーダーに共通する特徴
学生時代、「あの先輩みたいになりたい」と思った経験はありませんか。
職場でも、部下が上司に憧れる理由は意外と同じです。
部下から支持を得ているリーダーには、ひとつの共通点があります。
それは、その人なりの「こだわり」を持っていることです。
派手なパフォーマンスではありません。日常の仕事の中で、「この人は何かが違う」と感じさせる独自のスタイルや美学を持っている。
部下は上司の細かな行動まで、思っている以上によく見ています。そして一貫したこだわりを持つリーダーに対して、「あの人みたいになりたい」と思うものです。
3つの「こだわり」事例
あるホテルのマネジャーは、身だしなみに徹底したこだわりを持っています。
靴をきれいに整えて出社し、ネクタイの結び目の位置まで毎日同じ。
「お客様の前に立つ以上、自分が会社の顔だから」というのが彼の持論です。
部下たちも自然とその姿勢に影響され、身だしなみへの意識が高まっていきました。
あるリーダーは、メールの返信に「!」を効果的に使い、相手のモチベーションを上げる文章を心がけています。
「おつかれさまです! 企画書、すばらしい仕上がりですね!」
――一見些細なことですが、受け取った部下は「いい仕事をした」と感じ、さらに頑張ろうという気持ちになります。
また、必ず定期的に有給休暇を取り、堂々とリフレッシュするリーダーがいます。
「部下に休ませたいなら、まず自分が休む」という考え方です。
リーダーが率先して休み、笑顔で仕事に戻ってくる姿が、部下に「休んでもいいんだ」という安心感を与えます。
「自分なりのこだわり」を見つけて続ける
「自分には特別なこだわりがない」と思う人もいるでしょう。
でも、誰にでも「自分らしいスタイル」は必ずあります。
大切なのは、それに気づき、意識化することです。
デスクの整理整頓、メモの取り方、資料のつくり方
――どんなに小さなことでもかまいません。なぜその方法を選ぶのかを言語化し、一貫して続ける。
毎日同じスタイルを貫くからこそ、「あの人らしさ」として認識され、憧れの対象になっていくんです。
明日から、小さなこだわりをひとつ決めて続けてみてください。
それがやがて、周囲の行動にも少しずつ影響を与えていきます。








