2026年7月21日、経済財政諮問会議・日本成長戦略会議合同会議で発言する高市早苗首相 Photo:JIJI
イタリアは与野党を挙げて
米国に反発
増田 イタリアのメローニ首相と、米国のトランプ大統領の確執が続いています。発端は6月にフランスで開催されたG7(先進7カ国)サミットの場で、トランプ氏がイタリアメディアの取材に「彼女(メローニ氏)が私との写真撮影を懇願してきた」と発言したことでした。
メローニ氏は「イタリアも私も、懇願などしない」とトランプ氏の発言を否定。予定されていた米伊外相会談もイタリア側からキャンセルしたのです。
池上 イタリアは与野党を挙げて米国に対する反発を強めています。首相への侮辱は自国への侮辱だと受け止めているからこその反応でしょう。
イタリアの反発が気に入らないのか、トランプ氏は7月に入ってからもSNS「Truth Social」に、メローニ氏が自身を見上げているような写真と共に「接近禁止命令が必要だ」という嫌みな文言を添えました。
増田 第2次トランプ政権発足直後から両者は良好な関係を築いていましたが、メローニ氏は米国・イスラエルのイラン攻撃に反発し、イタリアにある米軍基地の使用も許可しませんでした。
池上 トランプ氏はこれまでの関係性から「メローニは俺の言うことならなんでも聞く」と思い込んでいたために、言うなりにならないことに腹を立てているのでしょう。
増田 就任当初、メローニ氏は右派組織の出身ということで警戒されている面がありました。ハンガリーのオルバン首相(当時)も、フランスの右派政党「国民連合」のル・ペン氏と並んでメローニ氏を評価し、欧州の右派連携を形成してトランプ政権と連帯しようとしていました。







