乗る人誰もが
ワクワクするクルマが誕生
伊豆のサイクルスポーツセンターでのドライビングは心が浮き立った。期待どおりの楽しさだ。自ら積極的にパドルを操作してシフトチェンジしても、クルマにまかせてスポーティアダプティブ制御による走りを味わうのも、どちらも楽しい。ダウンシフトも気持ちいいが、アップシフトも小気味よく決まる。非常に自然で違和感はまったくない。クルマとの対話が存分に楽しめた。
足回りもまた絶品だった。専用のサスペンションとステアリングシステムが与えられており、軽快でダイレクトな操舵と挙動の一体感を実現している。具体的には、サスペンションダンパーの応答性、スプリングおよびスタビライザーの剛性の向上が図られた。
前後のコンプライアンスブッシュは液封からソリッドラバー化された専用仕様を装備しているし、タイヤもまた専用品である。ステアリングのトーションバーレートは、60%も引き上げられている。
これらの最適化やチューニングの効果で、ステアリングの切り始めから応答遅れがなく、思いどおりに操れるハンドリングと、高い接地感と安定感を実現していた。まさにイメージしたラインを正確にトレースしていける。
乗り比べた標準のe:HEVもなかなかの実力だったが、RSはさらに爽快で楽しく走ることができた。これなら多くの人がe:HEVのRSを選ぶに違いない。今後シビックの販売の主力モデルになっていくというのも十分に納得できる。
電動化とスポーツが見事に融合した、乗る人誰もがワクワクするクルマが誕生した。
(CAR and DRIVER編集部 報告/岡本幸一郎 写真/横田康志朗)








