そのために必要なのが、「視野の広さ」。
視野が狭い人は、せっかくの幸運に出会っても、そのチャンスを生かすことができません。サッカーや野球、ラグビーなどのスポーツでは、一流選手になるほど視野が広いと言われておりますが、視野の広さは、幸運をつかめるかどうかにもかかわる非常に重要な要因だと言えるでしょう。
気分が視野を変える
思い込みの意外な力
では、どうすれば視野が広くなるのでしょうか。
視野の広さは、本人の精神状態と関係しているのですが、ハッピーな気分の人ほど視野も広くなることを示す研究があります。つまり、普段なら見落とすようなことにも気づける運のいい人は、ハッピーな状態の人だと考えられるわけです。
ペンシルバニア州立大学のカレン・ガスパーは、108名の実験参加者を2つにわけ、まずは気分の操作を行いました。ハッピー条件に割り振った人には、自分の人生でハッピーな思い出を、アンハッピー条件に割り振った人には、人生の悲しかった出来事を思い出してもらったのです。
次にガスパーは、アフリカの盾を見てもらい、それを思い出して絵を描いてもらいました。するとハッピー条件の参加者のほうが、盾の全体的な形や構造をより正確に再現しました。10点満点で正しく盾の絵を描けたかどうかを測定すると、ハッピー条件では平均4.37点、アンハッピー条件では平均2.59点となったのです。
ハッピーな気分でいると、私たちの視野は広がりますし、細部だけにとらわれず、物事の全体像を捉えやすくなるのですね。
普段からハッピーな気分でいれば、他の人には気づかないところにまで目を向けることができますし、「これはビジネスチャンスになるかも!」とピンとくることが多くなるのではないでしょうか。
だいたいビジネスで成功している人は、他の人が見過ごしていることに目を向けることでチャンスをつかんでいることが多いものです。運がいい人ほどそういうチャンスに気づくことができるわけですが、そのためには視野が広くなくてはいけません。







