「外免切替」厳格化でドライバー不足はどうなる?ヤマトがベトナムで始めた意外な取り組みとは?ヤマト運輸はベトナムでドライバーを教育 画像:カーゴニュース

2024年3月に「自動車運送業分野」が特定技能制度の対象に追加され、トラック運送業界では人手不足の緩和に向けた外国人材の活用が進んでいる。一方で、日本語能力や文化・価値観の違いに加え、25年10月に「外免切替」が厳格化されるなど、育成面での課題も発生。長期的な外国人ドライバーの確保に向けて、大手は海外現地での教育体制を整備する動きを活発化させている。(カーゴニュース編集部)

*本記事はカーゴニュースからの転載です

ヤマトは毎年100人の採用を目指し
ベトナムで大型トラックドライバーを育成

 ヤマト運輸は2025年11月、FPTジャパンホールディングス(FPTコーポレーション傘下)と特定技能制度を活用した、ベトナム人大型トラックドライバーの採用・育成に関する協業で基本合意書を締結した。ベトナム現地と日本での教育体制を整備し、大型トラックドライバーとしての成長支援を行うことで、毎年100人の採用を目指す。

 今回の協業では、FPTグループが運営するベトナムの教育機関に特別クラスを新設し、ヤマト運輸の拠点間輸送を担う大型トラックドライバーの採用と育成を包括的に支援する。生徒は半年間の育成期間で、N4レベルの日本語や日本文化に加え、ヤマト運輸が監修した安全学習も受講し、自動車運送業分野特定技能1号評価試験の受験を目指す。

 その後、日本に留学生として渡航してFPTジャパンの日本語学校に入学し、N3レベルの日本語と応用レベルの安全学習などを受講する。あわせて、外免切替や大型自動車第一種運転免許も取得する。

 これらの人材は27年に特定技能外国人としてヤマト運輸に入社予定で、同社の社内運転免許取得後、拠点間輸送を担う大型トラックドライバーとして5年間勤務する。