整形は本人が思う以上に
周囲にバレている

 テレビをつけたら、一度会ったことがある女性経営者が出ていた。

「あちゃー、やっちゃったー」

 すごい整形をしていたからである。おまけにそれを隠すためか、やたらウィッグをつけた髪をしているのだ。

 私は医療美容はマシーンと注射までと決めている。なぜならそれ以上のことをすると、はっきりわかるからである。若い人でも鼻や顎をいじると、ふーむということになってしまう。

 このあいだ高級お鮨屋のカウンターで、そういう顔がずらーっと並び、斜めに座っていた私たちは気になって仕方ない。

 一緒にいた男性は、

「キャバクラの同伴だと思うけど、みーんな同じ顔していてすごい」

 と感心していた。

 若い人でさえそうなのだから、若作りのための整形ははっきりわかる。

「わかったっていいじゃないの。何が悪い?」

 と言われたらそれまでであるが、キレイとは到底思えないのである。あくまでも個人の感想ですが。

「糸入れたけど、全然わからないでしょ」

 と指さされ、

「ホーント、わかんない、わかんない」

 と答える私であるが、心の中では、

「頬に筋出てますよ」

 と思っている。

 私と親しい美容雑誌の編集長は私にこう言った。

「年とって注射を打つのはおっかなびっくり。少しずつやるからいけないんです。いちばんいい方法は、生えぎわをずーっと丸く切って、上にひっぱり上げる手術です。大手術ですが確実にシワひとつなくなります。女優の○○さん、△△さんもやってます」

 いずれも70過ぎて、シワひとつない方たちである。

 私は女優さんならば、そのくらいのことをするのは当然だと考えている。プロ根性というものだ。

 が、私たちは女優さんではない。あまりにもディープな手術はいかがなものであろうか。少なくとも非常に不自然になる。

 女優の浅田美代子さんは、親友の故・樹木希林さんの教えを守って、シワ取りひとつしない。最近は朝ドラでお婆ちゃん役をなさっているが、実際にお目にかかると、ナチュラルで本当に綺麗。私服姿が可愛い。私の目標とするところだ。