仕事相手を誘うなら
夜より昼、酒より茶が◎

 職場の後輩や、仕事で知り合った人。そうした「仕事関係の相手」を誘うときに、現代の僕たちが最も恐れているものがあります。

 それは、ハラスメントのリスクです。

「ハラスメントになるのが怖くて、部下や年下に厳しく言えない」

「老害やセクハラおじさん・おばさんだと思われたくない」

 そうやって相手に気を使いすぎるあまり、結局誰のことも誘えなくなってしまっている人は多いですよね。

「職場の人間関係はめんどくさいから、仕事だけの付き合いでいいや」と割り切れるならそれも1つの手ですが、「本当はもう少しフランクに話してみたい」「この人とは仕事抜きでも気が合いそうだから、距離を縮めたい」と思っているなら、誘うことを諦めてしまうのはもったいないことです。

 リスクを回避しながら、安全に相手との距離を縮める方法は存在します。それが、「夜より昼」「酒よりお茶」「個室よりオープン」そして「サシより会」という原則です。

 仕事関係の相手を、いきなり夜の飲み会や1対1(サシ)の場に誘うのは、非常に危険なガチンコ勝負です。誘われた側は、「何か下心があるのでは?」「断ったら今後の仕事で気まずくなるのでは?」と身構え、無用なプレッシャーを感じてしまいます。

「お互いに少しリスクがあるかもな」「相手が警戒するかもしれないな」と警報が鳴りそうな相手には、まずは「平日の日中」に「お茶やランチ」を打診し、徹底的に健全さをアピールして相手の警戒心を解くことが大切です。

 そして、さらに安全に距離を詰めるための最強の手段が「会」に呼ぶことです。仕事から離れた趣味の会で仲良くなり、それが仕事に生きることもたくさんあります。

 また、「会」に誘う際には、ドライな幹事に徹し、文面をカラッとさせることを強く意識してください。

 誘いの文面は、決してねっとり・じっとりさせてはいけません。「あくまで儀礼的に、幹事として声をかけていますよ」というビジネスライクな空気感を出すことが重要です。