「老後は、時間に余裕ができるから、きっと毎日を楽しく過ごせる」――そう考えている人は多いかもしれない。しかし、自由な時間が増えたからといって、自然と人生が楽しくなるわけではない。むしろ、年齢を重ねるほど、新しいことを始めるのがおっくうになり、毎日が同じことの繰り返しになってしまうこともある。では、「つまらない老後」になってしまう人には、どんな特徴があるのだろうか。話題の書『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』から、そのヒントを紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

「つまらない老後」になる人の特徴・ワースト1Photo: Adobe Stock

変化を起こすことを恐れていないか?

「老後は、のんびり好きなことをして過ごしたい」
そう考えている人は多いだろう。

しかし、仕事を辞めて時間に余裕ができたからといって、毎日が自動的に楽しくなるわけではない。これまでと同じ人に会い、同じ場所へ行き、同じことを繰り返していれば、自由な時間はいつしか退屈な時間に変わってしまう。

「今さら新しいことを始めても遅い」
「失敗したら恥ずかしい」
そんな気持ちから、やってみたいことがあっても、後回しにしてしまう人は少なくない。

「つまらない老後」になる人の特徴。
それは、変化を起こすことを恐れ、先延ばしにすることだ。

変化を起こすのが早すぎることはめったにない

そのヒントになるのが、次の言葉である。

ここでいう変化とは、どんなことを指しているのか?少なくとも最初のうちは、どんな変化でも構わない。変化を起こすことに慣れ、それを不慣れなことや恐ろしいことではなく、普通のこととみなせるようになることが目的だ。
(~中略~)
私が、読者から数え切れないほど多くの体験談を聞くことで学んだのは、変化を起こすのが遅すぎることはあっても、早すぎることはめったにないということだ。

――『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』より

変化といっても、大きな決断をする必要はない。行ったことのない街を歩く、習い事の体験に申し込む、普段は選ばない本を手に取る。
そんな小さな一歩で十分だ。

大切なのは、「いつかやろう」と先延ばしにしないこと。
新しいことに触れるたび、自分が何に心を動かされるのかが見えてくる。そして、変化を楽しむ習慣があれば、年齢を重ねても毎日は広がっていく。

老後をつまらないものにするのは、年齢でも、時間の多さでもない。
変わることをやめてしまうことだ。

小さな変化を、今日から一つ始めてみよう。