「40歳を過ぎてから、人生がなんとなくパッとしない」。そう感じる原因は、仕事やお金だけにあるとは限らない。年齢を重ねるほど、失敗したときのリスクを考え、新しい選択をためらいやすくなる。しかし、その慎重さが、人生後半の可能性を狭めてしまうこともある。では、「人生後半がパッとしなくなる人」は、何をしてしまっているのだろうか。話題の書『人生は気づかぬうちにすぎるから。「自分第一」で生きるための時間術』から、そのヒントを紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)
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40歳から大事にすべきこと
「このまま今の仕事を続けていいのだろうか」
「いつか始めたいと思っていることがある」
「本当は、会いたい人がいる」
40歳を過ぎるころから、これからの生き方について考える場面は増えていく。
けれど、大きな変化には不安がつきまとう。
失敗するかもしれない。お金がかかるかもしれない。周囲に心配されるかもしれない。
そうした不安から、「今はまだ動くときではない」と考え、変えたいことを先延ばしにしてしまう人は少なくない。
もちろん、焦ってすべてを変える必要はない。
ただ、変えたいという気持ちを何年も見ないふりしていると、気づいたときには選べる時間や体力、環境が少なくなっていることもある。
大切なのは、変えたいことを先延ばしにしないことだ。
予期的後悔をうまく使う
そのための判断のヒントになるのが、次の考え方である。
私にとって、将来の後悔を避けようとすることは、長いあいだ強い動機になってきた。「これに挑戦しなければ、後悔するのでは?」と自問することがもたらすプラス効果は、「世界のすべての国を訪れる」という壮大なプロジェクトに取り組むきっかけになった。
最初に思いついたときから、そのアイデアはずっと頭から離れなかった。挑戦しなければ必ず後悔するだろうという確信があったので、思い切って挑むことにした。
この考え方は、以降も私の人生に影響を与え続けている。おいしいコーンブレッドを食べるために遠くのレストランまで長い散歩をしたことも同じ発想に基づいている。
つまり、アイデアが浮かんだら、「それを実行するかしないかの選択の結果、将来感じられるであろう後悔」を想像してみるのだ。これは「予期的後悔」と呼ばれ、決断を下す際の便利な道具になる。
変化を起こすか迷ったときは、「今の不安」だけで判断しないことが大切だ。
10年後の自分が振り返ったとき、やらなかったことを後悔するのか。
それとも、挑戦したことを後悔するのか。そう考えてみると、自分が本当に望んでいることが見えやすくなる。
転職や移住のような大きな決断でなくてもいい。
気になっていた講座に申し込む。久しぶりの友人に連絡する。行きたかった場所への予定を入れる。
小さな一歩でも、自分の人生を変えるきっかけになる。
「いつか」を待つのではなく、今できることから動き始めよう。






