タイヤ30mm、トレッド40mm~足腰も本気
まずタイヤ。N-ONE e:の155/65R14に対しSuper-ONEのそれは185/55R15。イッキに30mmも太くしている。太いタイヤはカッコいいですからね。トレッドは前後40mm拡大。フロントにはアルミ鍛造ロアアームを採用し、リアのサスペンションアームや前後ハブも剛性を高めている。ステアリングもクイック化されている。おカネかかってます。
Super-ONEは、N-ONE e:にバーフェンを付けてモーターの封印を解いただけではない。95psを受け止める足腰までキッチリ造り直しているのだ。
車重は1090kg。首都高を走らせると、この軽さとワイドトレッドが効いていることがよく分かる。ステアリングを切ると小さな車体が素直に向きを変え、太いタイヤがガッシリ踏ん張る。そこからアクセルを開けると、70kWのモーターが気持ちよく車体を押し出す。あぁキモチE。とはいえ僅か95馬力のちびっこギャング。当たり前だが絶対的に速いクルマではない。だから公道で堂々とアクセルを踏める。パドルを使い、タイヤに荷重を掛けてガッと曲がって出口でまた踏める。
185/55R15へワイド化されたタイヤと張り出したフェンダー Photo by F.Y.
4日間、私は常時BOOSTを入れっぱなしにしていた。その方が圧倒的に楽しく気持ちが良いからだ。某社エンジニアの恨み節を思い出す。
「あんなムチャなクルマを本当に造って、本当に売ってしまう。そこがホンダさんですよ」
まったくもってその通り。EV戦略では最大2兆5000億円規模の損失を覚悟し、大幅な軌道修正を迫られている会社が、こんなにヤンチャで楽しいEVを造って売ってしまう。「ホンダはもうオシマイ」なんて口さがない声も聞こえてきますが、まだまだ捨てたもんじゃないと思いますよ。2輪もありますしね。
急速充電中のSuper-ONE Photo by F.Y.
それでは最後にこのクルマの○と×を。







