迷ったら選ぶべきは
「今売れている本」
みなさん、売れている本を読みましょう。多くの人が読んでいる本がいちばんです。
……なんて言うと、「え?そんなことでいいの?」と思われるかもしれませんが、これが真理です。身も蓋もない、ごく当たり前の話ではあるのですが、今売れているベストセラーを選ぶのがいちばん賢い選択なのです。
なぜ「ベストセラー」なのか?
僕は東大に入って、いろいろな人と本について語り合ってきました。東大で45年続く書評サークルに入り、編集長としてさまざまな本を読み、さまざまな本の感想に触れてきました。
そんな僕が、紆余曲折の果てにたどり着いた真理が、「今売れている本を読む」です。
誤解しないでほしいのですが、「今売れているベストセラー」=「良い本」だとは限りません。
売れているけれどもあまり良い知識が得られない本も多いです。多くの人が「いい」と言うからといって本当にいいものだとは限りませんし、あなたが読んでも得られるものが少ない本も含まれていると思います。
しかし、売れているものには、つまり、「いい」と評価されているものには、絶対にそれなりの理由があります。その本を多くの人が「いい」と言ったのなら、その本の中には多くの人が「いい」と言う理由がどこかに隠されているのです。それを知るのは、どんな人にとってもプラスになります。
多くの支持を集める主張や意見が正しい、と言う気はありません。しかし、多くの支持を集める主張や意見を知っておくことは無駄にはなりません。自分がどういう「結論」を下すにしろ、「世の中の“今”の空気」を知ることで、その分野やその問題を理解し、自分で考える契機になるのです。
本を読めば読むほど、主張と主張とが交錯するような「論点」が登場します。
「知識は広く持つべきか深く持つべきか」「トランプ大統領の外交は善か悪か」「これからのAI時代で生き残るためには、どんな知識を持つべきなのか」……本によって、著者によって意見の分かれる論点はたくさんあります。







