職場で話す女性と頬杖をつく男性写真はイメージです Photo:PIXTA

話すたびに気持ちが沈んでしまうような人が周りにいないだろうか。相手を変えることはできなくても、自分の反応や距離の取り方は変えられる。心を消耗しないための「境界」の設け方や、相手との関係を見極める視点、簡潔な伝え方など、具体的な方法を紹介する。※本稿は、チェイス・ヒル、スコット・シャープ著、山口真果訳『「考えすぎてしまう」が一瞬で消える法』(SBクリエイティブ)の一部を抜粋・編集したものです。

変えられるのは相手ではなく
自分の反応や対応だけ

 あなたの幸せは、人間関係やまわりの人によって大きく左右されます。ネガティブな人と関わっていると、ポジティブなオーラが色あせ、悪い習慣が戻ってくる可能性があります。人間は社会的な生きものです。ですから、他者の言動をスポンジのように吸収します。

 ネガティブな人に対処するのはかなり難しいときもありますが、カギはうまく付き合うことです。そういう人をコントロールすることはできません。あなたがコントロールできるのは、自分の反応や対応だけです。

 境界を設けてしっかり主張することでその人との関係を修正、修復、継続できるなら、そうしましょう。

 ですが、それが難しく、どれだけ努力してもその人とやりとりするたび気持ちが落ち込むなら、完全に関係を断ち切るべきです。もちろん、大切な人を動揺させないように努めましょう。

 残念なことですが、いくら頑張っても、ありとあらゆる人とうまくいくわけではありません。

ネガティブな関係に
対処するための7つの方法

(1)健全な境界を設ける

 ネガティブな人は、自分がネガティブであることに気づかず、自分がネガティブなせいで他の人に芽生える感情について考えることすらしません。有害な人とやりとりするときは、心の内外に境界を設けましょう。相手が自分を嫌な気持ちにさせない、と自分に言い聞かせます。

 その人のそばにいて、気分や考えが変わり始めたなら、立ち去らなければなりません。ポジティブになれない相手の場合は、この会話は続けられないと告げ、礼儀正しくその場を去ります。

 もうひとつできることは、こちらからやりとりを始めて望ましい方向にみちびくことです。話をする前に自分のテンションを上げて、相手をポジティブな気持ちにさせます。ネガティブな人に「ポジティブになって」と言えば、相手は非難されたと感じます。

 一方、あなたがポジティブな行動をとれば、あなたの雰囲気が相手の気持ちを軽くし、やりとりを通じて相手もポジティブに考えるようになります。結果として親密度が増し、衝突が減るはずです。