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「心配しすぎ」は、さまざまな可能性を考える「考えすぎ」と、どう違うのか。両者の違いと、心配しすぎる人に見られる思考パターン、心配をやめにくい理由を解説する。※本稿は、チェイス・ヒル、スコット・シャープ著、山口真果訳『「考えすぎてしまう」が一瞬で消える法』(SBクリエイティブ)の一部を抜粋・編集したものです。
「心配しすぎる人」と
「考えすぎる人」の違い
心配することと、心配しすぎることは違います。心配しすぎることは、考えすぎることとよく似ていますが、過去、現在、未来についての思考で自分を苦しめ、コントロールできないことをコントロールしようとすることです。
些細なことに対してすら過大なストレスと不安を感じている状態です。
考えすぎの人と心配しすぎの人には違いがあります。
考えすぎの人は、多岐にわたる思考、アイデア、判断を掘り下げがちです。さまざまな角度から詳しく分析して、ネガティブなものに限らずありとあらゆる結果や可能性に思いを巡らせます。
とはいえ、常に強い精神的苦痛を味わっているわけではありません。考えすぎる人の課題は、どちらかというと思考サイクルを止められないことや意思決定を下せないことです。
一方、心配しすぎの人はたいてい、現実になりそうなネガティブな結果、危険、リスクに着目しています。こういう人の思考は、失敗するかもしれないことに対する恐怖や不安に助長されることが多々あります。
また、よく理屈に合わない恐怖を感じたり、最悪のシナリオを予期したりします。実際のリスクや恐れていることが起きる可能性に対して、過剰に心配していることがほとんどです。
時間が経つにつれ、頻繁な考えすぎによって不安レベルが高まります。この不安の高まりのせいで、特に未来のイベントや潜在的なリスクについて過度に心配するようになるのです。
認知の歪みとは、恐怖や不安をコントロールするために私たちが利用する長期的な習慣や誤った思い込みによってもたらされた、不合理な思考パターンです。
ですがこれは、気持ちを楽にしたいがゆえに作られた、不合理で不要な「安心毛布」または「安全網」なのだということを認識すべきです。認知の歪みの例を次に紹介します。
不安な気持ちを強める
「9つの認知の歪み」
(1)0か100かの思考
白黒思考です。その中間や妥協は存在しません。
「誰かに『あなたは成功しない』と言われた。絶対そのとおりだ」
(2)一般化のしすぎ
ひとつの結果があらゆる結果に当てはまると考えます。
「あの仕事に就くことができなかった。私はダメ人間で、もう二度と仕事にありつけない」
(3)ネガティブにのみ考え、ポジティブ思考を避ける
ある状況においてポジティブな面を見ようとせず、ネガティブな面だけに焦点を当てることです。
「最後の問いだけ間違えてしまった。私はものすごくバカに違いない」







