写真はイメージです Photo:PIXTA
電子書籍も配信中の連載『タイミーさんが見た世界』では、ライター業の傍ら、スキマバイトでさまざまな職場を渡り歩く筆者が、仕事を通じて見えた悲喜こもごもを赤裸々につづる。
今回は、若い頃にドラマ『ビーチボーイズ』を見て憧れていた「海の家」でスキマバイト。夏の海を満喫できる仕事かと思いきや、待っていたのは汗だくになるハードな1日だった――。(ライター みやーんZZ)
憧れだった海の家で
スキマバイト!
氷河期世代の40代おじさんである僕が、突如ハマったスキマバイトを紹介する本連載。今回は真夏の海の家でバイトをしてきました。
若い頃見た反町隆史と竹野内豊主演のドラマ『ビーチボーイズ』。その当時、「いつか海の家で働いてみたい」と思っていた僕はスキマバイトアプリで海の家バイトを発見し、大喜びで飛びついてしまいました。
今回の勤務は朝8時スタート。少し早く勤務地前に着いたので海を眺めながら『ビーチボーイズ』の主題歌、反町隆史の「Forever」を聞きつつ気持ちを高めます。時間になり、お店の中に入ると僕の他に20代ぐらいの男性、女性が1人ずつ、スキマバイトで来ていました。
海の家のTシャツに着替え、勤務開始です。まずは前日の営業で出たゴミを倉庫から出し、お店の前に積み上げます。前日は大忙しだったようで倉庫には大量のゴミがあります。ひとつひとつのゴミ袋がものすごく重く、そして臭い。
悪臭にオエッとなりかけますが、少し前にやったゴミ収集のスキマバイトを思い出しつつ、黙々と作業をします。
ゴミ出しが終わると次は店内の清掃作業です。普通のお店なら掃除機やモップで掃除するのですが、海の家なので店内には砂がたくさん積もっており、それらは使用できません。ほうきとちりとりを使って人力で掃き掃除をすることになりました。
テーブルや椅子、ソファを動かして床に散らばっている砂やゴミをほうきで集めるのですが、出てくるゴミは海の家ならではのものばかり。
サザエのフタやエビの尻尾、ホタテなど店内バーベキューで食べたであろう食材ゴミが続々と出てきます。タバコの吸い殻もたくさん落ちていますし、割れたショットグラスも出てきてびっくり。前日のお客様、ひと夏の思い出という感じで弾けまくったんでしょうね……。
この海の家は割と大きめのお店なので清掃作業はなかなか大変。普段、使い慣れていないほうきで掃き掃除をずっとしていたら、指の皮がめくれてしまいました。
店長さんに「絆創膏、ありませんか?」と聞いたのですが「そんなものは、ない」と言われました。仕方ないので傷はそのままで作業を続けます。皮がめくれたところに砂が入ると結構痛いんですよね。なるべく皮のむけた指を使わないように注意しつつ、掃除を進めました。







