オーナー企業「上場1885社」全序列【2026年版】#13Photo:PIXTA

日本の上場企業の約半数、非上場企業においては9割近くが、創業家によって統治されるオーナー企業に分類される。そんな“オーナー企業大国”の日本で、市場評価や収益性、安定性において最強のオーナー企業はどこか。ファミリービジネス白書企画編集委員会の協力を得て、上場オーナー企業「1885社」の「時価総額」および直近本決算の「売上高」「営業利益率」「総資産事業利益率(ROA)」「自己資本比率」「流動比率」を偏差値化してランキングを作成した。特集『オーナー企業「上場1885社」全序列【2026年版】』の#13では、医薬品30社の業種別ランキングをお届けする。新型コロナウイルス禍の収束以降も新薬の開発・販売や健康ブームを追い風に、業績を上げている業界でトップに立ったのは。(ダイヤモンド編集部 猪股修平)

製薬業界で増収増益企業が続出
医薬品30社のトップに立つのは?

 医薬品関連の企業の中では、近年は製薬業界で増収増益基調の企業が目立つ。医薬品業界のオーナー企業もその例外ではなく、小野薬品工業やエーザイは直近の通期決算において、過去最高の売上高をたたき出した。

 製薬企業の中で創薬に取り組んでいる企業は、研究開発はもちろん、設備投資に莫大な費用を投じなければならない。新薬を生み出すためには、途方もない労力と失敗の積み重ねも不可避だ。そんな資金力と忍耐力を要する大きな決断をするのが、製薬企業のオーナーである。リスクを恐れない豪胆さは、製薬企業オーナーとしての必須の素質だといえる。

 ダイヤモンド編集部が『ファミリービジネス白書』(白桃書房、監修・後藤俊夫)を刊行しているファミリービジネス白書企画編集委員会(後藤俊夫、落合康裕、荒尾正和、西村公志)の協力を得て、独自の指標でオーナー企業ランキングを作成した。その中で、医薬品30社のトップに立ったのはどこか。

 次ページで、医薬品オーナー企業30社の序列を明らかにする。1位には、時価総額だけではなく、営業利益率と総資産事業利益率(ROA)の効率性指標で、2位以下を圧倒した大手製薬企業がランクインした。その実名とは?

図表:医薬品「オーナー企業」ランキング【上位20社】(サンプル)