年齢を重ねると、知識や経験は自然と増えていく。しかし、それがそのまま人としての魅力につながるとは限らない。歳を重ねるほど「この人ともっと話したい」と思われる人がいる一方で、周囲から距離を置かれてしまう人もいる。その違いはどこにあるのだろうか。本記事では、子どもも読めて、大人に刺さる『小学生でもできる言語化』をもとに、「年齢を重ねるごとに、魅力が増す人の特徴」について解説する。(構成/ダイヤモンド社・秋岡敬子)

「年齢を重ねるごとに、魅力が増す人」の特徴・ベスト1Photo: Adobe Stock

年齢を重ねても「魅力的な人」は何が違う?

 年齢を重ねると、経験が増える。
 仕事で成功したこともあれば、失敗したこともある。
 人間関係でも、「こういう人とはうまくいく」「こういうときは、こうすればいい」と、自分なりの答えが増えていく。

 経験があることは、大きな強みだ。
 一方で、その経験が決めつけにつながってしまうこともある。

 あなたの周りに、「歳を重ねるたびに素敵だ」と思える人はいないだろうか?

自然となんでも話したくなる先輩

 先輩と飲みに行ったときのことだ。

 私が仕事について、「こういうことをやってみたいんですよね」と話すと、「それ、面白いね」と言ってくれた。

 さらに、「なんでそう思ったの?」と聞いてくる。

 こちらが説明すると、「なるほど。俺はそういう発想したことなかった」と言う。

 もちろん、何でも賛成するわけではない
「そこは難しいかもね」と言うこともある。

 それでも、最初から「それは違う」と切り捨てることはなかった

 経験があるのに、自分の経験だけを正解にしない。

 自然とこちらも「この人にはもっと話してみたい」と思った。

「正解」はひとつではない

『小学生でもできる言語化』には、こんな一節がある。

言語化して完成させたものに「これが正しい」というただひとつの正解はありません。
なので、先ほどのぼくの文章もあくまでひとつの例に過ぎず、ほかにもいろいろな完成形があるはずです。

――『小学生でもできる言語化』より

 同じ出来事を経験しても、感じることは人によって違う。
 同じ仕事をしていても、「こうしたほうがいい」と思う方法は違う。

 そこに必ず一つの正解があるとは限らない。

 しかし、経験を重ねるほど、自分なりの答えも増えていく。
 その答えを持つこと自体は悪くない。

 問題は、それを「唯一の正解」にしてしまうことである。

魅力的な人は「自分だけが正しい」と思わない

 年齢を重ねるごとに魅力が増す人の特徴・ベスト1は、経験が増えても「自分の考えだけが正しい」と決めつけないことだ。

 経験を積めば、自分なりの考えを持てるようになる。
 それと同時に、「そんな考え方もあるんだ」「それは知らなかった」「面白いね」と言える余白を残しておく。

 そんな人の周りには、年齢の違う人も自然と集まってくる。
 そして、新しい人と話すたびに、自分にはなかった考え方や価値観が増えていく。

 経験を重ねても、好奇心まで老け込ませない。
 自分の答えを持ちながら、他人の答えも面白がる。

 そんな人は、歳をとるほど知識が増えるだけでなく、人としての魅力まで増していくのだ。