たかがシール…
ではなかった!

 少し歩いて次の消火栓に到着。鉄扉を開けてまず、点検済みのシールを貼ります。

 慣れていないのでシール貼りに手間取り、少し斜めになってしまいました。

「これはダメ。シールはまっすぐ、ピシッと貼ってください。これがうちの顔になるんです。他の業者さんみたいにいい加減に貼っていると格好悪いんで、次から気をつけてください」と社員さんからダメ出しされてしまいました。

 たかがシールひとつと思っていましたが、その会社の顔になると言われるとなるほど、たしかにその通りですね。せっかく雇ってくださった会社の仕事に恥じないよう、次からしっかりまっすぐかっこよく貼ろうと気を引き締めました。

 機材を使った耐圧試験は問題なく終わり、また次の点検場所に向かいます。「次は下の階。エレベーターがないので、階段で降ります」と言われ、2人で機材を乗せた台車を持ち上げて階段を降りていきます。

 20万円もする機械を落としてしまわないよう、緊張しつつ階段を降り、点検する消火栓に無事着くことができました。