写真はイメージです Photo:PIXTA
電子書籍も配信中の連載『タイミーさんが見た世界』では、ライター業の傍ら、スキマバイトでさまざまな職場を渡り歩く筆者が、仕事を通じて見えた悲喜こもごもを赤裸々につづる。
今回は、とある高校の「消火栓点検」のスキマバイトへ。言われた通りに作業を進めていると、ある消火栓で思わぬ“異変”を発見することになった――。(ライター みやーんZZ)
今回のお仕事は
高校で消火栓点検!
氷河期世代の40代おじさんである僕が、突如ハマったスキマバイト。今回は、とある高校の校舎内にある消火栓点検のアルバイトです。
指定された時間に高校の正門前で社員さんと待ち合わせ。門の前に車が停まっており、そこで合流して業務説明を受けます。
「この校舎の中の消火栓を20カ所、点検します。作業は簡単。説明した通りにやってくれればすぐにできるようになるので、頑張りましょう」とハキハキと話してくれて、いい感じです。台車に点検用の機材が乗せてあり、その台車を押して校舎内に入るように言われました。
台車を押していると「そこ、段差あるから気をつけてね。その機械、20万円ぐらいするから落として壊さないように注意!」と言われたので、手で機械を押さえながらゆっくり段差を乗り越えます。金額を聞くとちょっと緊張感が出ます。
しばらく校舎内を歩いて最初の消火栓を発見。いろんな施設で見かける鉄の扉に赤いランプがついたものです。「小学校の時、この扉を勝手に開けて先生に怒られたな」なんて懐かしく思っていると、社員さんが扉を開きました。
開いた扉の裏には「令和○年△月 点検済」といったようなシールがいくつも貼られています。社員さんは「ここの下にこのシールを貼ります」と言いながら、今回の点検済シールを貼っていきます。「次からはこれを貼ってくださいね」と点検済シールの束を渡されました。
次は消火栓点検作業のやり方を教わります。消火栓から水を出すホースの耐圧テストが今回の点検です。
持参した機材は耐圧試験機というもので、機械の2つの出っ張りの部分に消火栓のホースを差し込み、ホースがずれないように鉄の板で挟んで3カ所、ネジ止めします。そのうちの2カ所のネジは社員さんが締めて、もう1カ所が僕の担当という形みたい。
「このネジはギュッと強く締めないとダメなので頑張って!」と言われ、かなり強く回して固定しました。続いて社員さんが機材のコックを開け、僕にポンプのレバーを上下させて圧力をかけるように指示しました。
「それを何度か上下させていると、そこの下のところから水が出てくるから。水が出たら手を止めて教えて」と言われ、10回ほどレバーを上下させると社員さんが言っていた通り、水が出てきました。
「出ました!」と伝えると「OK。じゃあ、ちょっと離れて」と言われ、社員さんはデジカメで機材の写真を撮影します。
「これで点検完了。この消火栓のホースを僕が片付けるから、この耐圧試験機を台車ごと、そっちにずらしてくれるかな?」と言われ、その通りにします。点検が終わり、紙のチェックリストに「○番、点検完了」と社員さんが書いて次の点検箇所へと移動します。
「これが一連の作業。あと19カ所、同じ作業をやったら終わりです。頑張りましょう!」と言われました。







