「仕事で成功できたら」「もっとお金があれば」「欲しかったものが手に入ったら」――いつも「何か」を追いかけるように生きていないだろうか? 実は、「何かを達成すること」と、「幸せになること」は同じではない。今回は話題の書籍『人生アップデート大全――停滞した自分を変える66の習慣』(池田貴将著)をもとに、幸せに生きるためのヒントを紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

いつも幸せでいられる人の特徴・ベスト1Photo: Adobe Stock

「がんばって手に入れた幸せ」が長続きしない理由

ネットやSNSを開けば、誰かの成功や華やかなニュースが目に入ってくる。

仕事で活躍している人、新しいことを始めて楽しそうな人、夢だったことを実現した人。

そんな姿を目にするたびに、別に比べるつもりはなくても、「自分ももっとがんばらなければ」と焦ってしまう。

そして、いつの間にか「もっと収入を増やしたい」「もっと評価されたい」「もっと成果を出したい」と、「何を手に入れるか」「何を達成するか」ばかりに目が向いてしまうのだ。

でも、実際は何かを得たとしても、その喜びがずっと続くとは限らない。

『人生アップデート大全』では、次のように述べられている。

「幸福度の調査でも、何かを達成したとしても、その達成によって得られる幸福感は長続きしないことがわかっています」――『人生アップデート大全』より

念願の仕事を任された。目標にしていた年収に届いた。欲しかったものを買えた。

その瞬間はうれしくても、しばらくするとそれが「普通」になり、また次の何かが欲しくなる。

だからこそ、幸せを「何を手に入れたか」だけに預けてしまうと、満たされた状態を保つのは難しい。

いつも幸せな人の特徴:「何を得るか」ではなく、「どんな自分でありたいか」を大切にする

では、幸せが長続きする人は何を大切にしているのか。

その答えが、「何を得るか」以上に「どんな自分でありたいか」を考えることである。

「目標達成の中で、一番重要なのは、『なりたい自分に近づくこと』です」――『人生アップデート大全』より

たとえば、「仕事で結果を出す」という目標ではなく、「困っている人に手を差し伸べられる人になりたい」「失敗しても前を向ける人になりたい」と考えてみる。

すると、日々の出来事の見え方も少し変わってくる。

思い通りにいかないことが起きても、ただ「最悪だった」で終わるのではなく、「この経験を通じて、なりたい自分に少し近づけるかもしれない」と捉えることができるからだ。

焦りから解放され、自分の心のままに生きられる

「どんな自分でありたいか」を大切にすると、幸せの感じ方も変わってくる。

結果だけを幸せの基準にすると、思うようにいかない日は「今日はダメだった」と感じてしまう。

しかし、「どんな自分でありたいか」という軸がある人は、結果だけに幸せを左右されにくい。

『人生アップデート大全』には、こんな問いが紹介されている。

「私は、これからどんな人になるつもりがあるのか?」――『人生アップデート大全』より

思い通りにいかない日でも、「今日もなりたい自分に少し近づけた」と思えれば、そこに充実感が生まれる。

いつも幸せな人は、毎日いいことばかりが起きている人ではない。

「何を手に入れたか」で幸せを決めず、「どんな自分でありたいか」を大切にしている人なのだ。