柳生は信用できるのか
ツヤが研修に来て3カ月が経過、いよいよ実習がはじまる。
ツヤはりんについて実習をやりたいという。
りんも、ようやくツヤを教える勇気がもてたようだ。
実習に最適なのはおなじみ、佳枝(相田翔子)。ほかに患者はいないんかーい。
実習のとき、りんのやり方を見て、ツヤは不思議に思うことがあった。
「どうして窓を開けたんですか?換気が必要だったとも思えなくて。食事の時間を遅らせたのも不思議でした」
りんの答えはこうだ。
「派出看護は、患者さんの暮らしの中で看護するものなんです。だから、病院みたいに決まった時間に食事をして、診察をしてと、こちらに合わせてもらうのとは違います。どうやったら患者さんが自分でできるかを工夫して、その人らしい暮らしを支えるのが仕事です」
「やっぱり一ノ瀬さんにお願いしてよかった」というツヤ。いや、きっと直美でもそうするぞ、とは思うが、りんのいうことはこれからの社会に必要な視点であろう。
ルールはあってもいいけれど、そのルールにがっちがちに縛られるのではなく、臨機応変な対応が必要なのだ。
そういう意味で、柳生(中村倫也)が考えている看護婦会を取り締まる規則は、いいところもあるし、よくないところも出てきそうだ。
ラストカットは、規則を考えながら悩ましい顔した中村倫也のアップで、違うドラマを見ているような気になった。
柳生の出現により、不利益を被りそうな寛太(藤原季節)は、お役所の人間は信用ならないというが……。
閑話休題。11年前、病院をやめさせてしまったことを、りんはツヤに謝罪する。そして誓う。
「約束してください。ツヤさんのためにも、患者さんのためにも、つらいときは、つらいと言うこと。必ず助けます」
言葉にしないことを察するのが仕事って言ってなかったか。規則と同じく、すべてに矛盾はつきもの。それが人生。









