
――多様な建設事業を手がけていますね。
北濵 賃貸マンション、工場・倉庫、福祉施設、商業施設などの企画・設計・施工や、リニューアル・リノベーション工事、道路や下水施設などの公共工事など、手広く行っています。エリアは地元である埼玉県川口市とその周辺が中心です。
――北濵社長は創業家のご出身ですか?
代表取締役・北濵雄嗣(きたはま・ゆうし)氏。1976年東京都生まれ。明治学院大学経済学部を卒業後、99年に日本火災海上保険(現・損害保険ジャパン)に入社。2005年8月に埼和興産に入社。11年10月に取締役、13年7月に代表取締役に就任。趣味は射撃で、日本代表も経験。
北濵 いえ、当社を1975年に創業したのは私の義父です。会社の将来を見据える中で妻が2人姉妹だったこともあり、義父から「会社をやってみないか」と声をかけていただきました。私は損害保険会社で働いていて、建設業界は未経験でしたが、2005年に思い切って入社。現場や総務などをひと通り経験し、子会社の社長をしてから、13年に2代目社長に就任しました。
先代からは「会社の中はすべて変えていい」と言われましたが、長所を維持しながら、新たなことに取り組み、13年間で年商を2倍以上に伸ばせました。
――どのように伸ばしたのでしょうか?
北濵 社長とはいえ、当初は業界未経験の30代でしたから、いきなり新しいことができる知見はありません。
そこで手始めに実施したのが、約40人(当時)の社員を何グループかに分けて、全員と飲みに行くことです。社員の出入りも激しかったので、不満やアイデアなどを謙虚に聞こうと考えたのです。ちなみに、全社員と飲みに行って話を聞く取り組みは今でも続いています。
さらに、業界の勉強会に参加し、先進的な取り組みをしている全国各地の同業他社を2年ほど視察しました。
――そこでどんな結論が出ましたか?
北濵 他社が行っていない事業にチャレンジすることの重要性です。







