感情を一度横に置いて、現在のチームで「誰が、なぜ評価されているのか」という過去のデータを整理してみてください。

「このゲームのルールはこうなっている」と知っているだけで、無駄な不公平感にエネルギーを奪われることもなくなります。

嫉妬のエネルギーは時間が経つと
「愚痴」「諦め」に劣化する

●アクション3 「悔しい」という気持ちが熱いうちに打つ

「悔しい」という感情は、非常に純度が高く強力なガソリンですが、同時にすぐに「蒸発」してしまうリソースでもあります。

 時間が経つと、そのエネルギーは「諦め」や「愚痴」という、質の低い感情に劣化してしまうのです。

 だからこそ、強烈な嫉妬を感じたその日のうちに、具体的な一歩を踏み出しましょう。

「あの人が得意とする分野の本を1冊買う」

「ライバルが行っている工夫を、とりあえず真似してみる」

 どんなに小さなことでも構いません。

 ドロリとした感情が熱いうちに「行動」へと変換して整理してしまうのです。

 一度行動に変えてしまえば、それはもう「嫉妬」ではなく、「成長への投資」という資産になっていきます。

『仕事ができる人の超整理術』書影『仕事ができる人の超整理術』(山本大平 ディスカヴァー・トゥエンティワン)

 それに、感情の整理とは、自分の未熟さを責めることではありません。

「あの人が羨ましい」という心の叫びを、自分の未来をより良くするための「具体的な課題リスト」へと書き換える知的な作業です。

「悔しい」と感じるのは、「それを手に入れるだけのポテンシャルがある」と、あなたの脳が確信しているからです。

 嫉妬のノイズを振り払い、自分とライバルの間にある「構造的な差」を冷静に埋めていく。

 その地道な整理の積み重ねが、やがてあなたを、誰とも比べる必要のない「圧倒的な成果を出す人」へと押し上げてくれます。