まず、転校生メンバーの参入によってピリッとしたムードが生まれるのは今回に限ったことではない。これまで数日間とはいえ集まったメンバーの中で築いたコミュニケーションがあり、その輪を乱される気持ちになるからだ。同性の場合は当然、ライバルが増える状況でもある。
今回の場合、転校生がその業界でのファンも多い超有名人だった。段違いに華のある女子の登場で、男子メンバーがざわつく。1期のように迎える側にもインフルエンサー要素のある女子がいれば多少は違ったのだろうが、2期ではそうではない。
また、大阪でバーを経営する男子メンバーは、みみと元からの知り合いであり、思わず「お嬢……」と声をかける。この男子メンバーと良い雰囲気になっていた20歳の女子は一気に表情を曇らせる。
さらにこの後、女子だけで夕食を作り、その間にみみが男子とソファで歓談する時間が取られる。前日に男子だけで夕食を作ったから、転校生はハンデがあるから、という理由なのだが、女子メンバーにとって面白くない展開であることは間違いない。女子だけで料理をしながら苛立つ気持ちを共有することで、「vsみみ」の気持ちが高まってしまう。
考えたいのは、こういった転校生への敵対心の感情は偶発的に起こったものではなく、番組制作側が設定した構図によって発生している点だ。
女子メンバーに説教したのは元芸能人
繰り返しになるが、結果としてみみに食事を用意しなかった女子たちは大人気ないし、批判されても仕方ない。あからさまな意地悪をされても取り乱す様子を見せなかったみみに同情や賞賛が集まるのももっともである。
ただ、これまでもインフルエンサー的活動をしてきたみみと、そうではない言わば素人のメンバーとの経験値を考えると、この設定はなかなか酷なものであると感じた。これが放送されれば批判されるのはいじめた側であることは明らかなのに、彼女たちはそこまで計算することができなかったのだ。
さらに言えば、女子メンバーに説教した男子メンバーの「ルネ」は芸能活動をしていた過去がある。ルネの言うことは正論ではあるのだが、芸能人が地方のヤンキーを黙らせているように見えて、果たしてどちらが強者なのだろうと考えてしまった。







