本を持ちながら笑顔で指を差すビジネスマン写真はイメージです Photo:PIXTA

偉人の名言を読んで「よし、頑張ろう」と思ったのに、数日後にはまた元の生活に戻っている――そんな経験はないだろうか。名言は心を励ましてくれる。だが、それだけでは人生は変わらない。本書の著者も、長年にわたって名言に勇気づけられながら、失業や人間関係の悩みを経験した。では、人生を動かすために本当に必要なこととは何なのか。古今東西の哲人たちの言葉と、著者自身の経験から考える。※本稿は、著述家のマーク・レクラウ著、弓場 隆訳『いつも運のいい人が考えていること』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を抜粋・編集したものです。

偉人の名言をいくら読んでも
行動しないと変化を起こせない

 私はずっと前から本書を書きたいと思っていた。偉人たちの名言が子供のころから大好きだったからだ。

 当時、学校の教科書やノートにさまざまな名言をぎっしり書き込んだものである。それを読みながら、これから待っている素晴らしいことを想像してワクワクしたのを覚えている。

 これまでの人生を振り返ると、大きな失敗をして試練に立たされたことが何度もあった。だが、そんなときでも、偉人たちの名言は生きる希望を与えてくれたし、勇気を出して前進するための原動力になった。

 もちろん偉人伝を片っ端から読破したわけではなく、学校で指定された名言を読んだだけだが、先人たちの知恵が凝縮された短い言葉に魅了された。

 フランクリン、エジソン、ヘレン・ケラー、ゲーテ、アインシュタイン、エマーソンといった偉人たちの名言に感動し、彼らが大好きになったのである。

 あまりにも単純な理由かもしれないが、彼らが残した名言のおかげで、どん底のさなかでも夢と希望を持って生きることができた。

 私は失業を含めて数々の逆境を経験し、幾度となく暗闇をさまよった。