米国株式でも直近10年間で約98%、15年間で約95%がS&P500の成績に敗れている。株価分析のプロでも勝てないものを、素人が本を10冊読んだからといって勝てる理屈はない。
中途半端な知識は
余計な売買を増やしてしまう
だから、こうとも言える。結果が変わらないなら、勉強に投じたお金と時間のぶんだけ損をする。
それどころか中途半端な勉強は危険である。少し知識がつくと、人は余計な自信を持つ。暴落が起きたときに「下降トレンド入りした」「二番底が来る」と浅はかな知識で判断して売ってしまうのだ。でもその下落がどこまで続くのか、いつ反発するのかは誰にもわからない。底を読めるつもりになって動いた結果、安いところで売り、その後の回復を取り逃すことだってある。かたや、ほったらかしていた人は、少なくとも自分の判断で余計な負けを増やさない。
『やってはいけない 絶対損する金の使い方』(堀江貴文、徳間書店)
中途半端な知識は余計な売買を誘発する。じっとしていればよかったところで、わざわざ動く理由を自分でつくってしまう。それがインデックス投資で余計な勉強をしてしまうことの怖さだ。
インデックス投資のメリットは手軽さや分散投資、安い手数料だけではない。自分の時間をほとんど使わずに済む。これもインデックス投資の強みだ。お金に働かせ、浮いた時間を好きに使う。この分業が成立してはじめて、インデックス投資の強みを最大限に生かせる。
やることは3つだけだ。証券口座を開く。NISAで自動積立を設定する。証券会社のアプリを消す。以上。そこから先は相場を見ない。投資本は買わない。投資系YouTubeも開かない。
インデックス投資についての勉強は、この項目を読み終えた時点でひとまず完了だ。あとの時間は働いて稼ぐもよし、家族と過ごすもよし、自分の好きなことに使え。







