記述式の自己採点は、本当に難しい
勉強していて、いちばん困るのが「記述式の問題」でしょう。
マークシートや穴埋めなら、答えを見て○か×かが一瞬でわかります。しかし論述、要約、英作文、感想文、レポートといった記述式の答案は、模範解答と並べて見ても、「これは合っているのか、合っていないのか」が自分では判断しづらいものです。
「模範解答とは表現が違うけど、内容は同じことを言っているつもり」「ここは抜けているけど、書きたかったポイントは伝わるはず」。こうした微妙なラインを、自分ひとりで公平に採点するのは、ほぼ不可能です。書いた本人は、どうしても自分に甘くなります。
東大入試はほぼすべての科目が記述式です。そのため東大生にとって「自分の記述式答案をどう採点するか」は、受験生時代からの大きなテーマでした。
彼らは、塾の先生に添削してもらう、合格者の答案と比べる、お互いに採点し合うなど、いろんな工夫をしてきました。それでも、いつでも見てくれる相手がいるわけではない、というのが現実です。
それがここ数年、AIの登場で勉強に革命が起こっています。
AIを使えば、いつでも、何回でも、自分の記述を採点してくれるわけです。答案だけでなく、書いた要約、書いた企画書、書いたメール、書いたレポート。これらをAIに見せて、採点を頼むだけで、客観的な評価が返ってきます。
ビジネスの場面でも同じです。クライアントに送る提案書、上司に出すレポート、SNSに投稿する文章。出す前にAIに採点してもらえば、出してから「やっぱり微妙だった」と後悔することがなくなります。
採点基準を、こちらから入力する
AIに採点をしてもらうときには、「採点基準」を入力しましょう。
たとえばビジネスの提案書なら、「(1)課題設定の妥当性、(2)解決策の具体性、(3)数字の説得力を、それぞれ50点満点で採点して」と指示します。採点項目は、「自分がフィードバックをもらいたい観点」に合わせて、自由に設計して構いません。
AIに採点してもらう最大のメリットは、「どこを改善すればよりよくなるか」が明確になることです。上記の基準で提案書を採点してもらったとき、「(1)課題設定の妥当性…45点、(2)解決策の具体性…28点、(3)数字の説得力…42点」だったとしたら、総合点としては高く「ぱっと見はいい提案書」でも、「解決策の具体性」には大きく欠けていることがわかります。
「どこを改善すべきか」が明確にわかれば、修正を加えるごとに成果はどんどん高まっていきます。







