1954年に再建された富山城(越中富山城)。現在は本丸跡地が富山城址公園として整備されている Photo:PIXTA1954年に再建された富山城(越中富山城)。現在は本丸跡地が富山城址公園として整備されている Photo:PIXTA

歴史はエンターテインメント!かしまし歴史チャンネルへようこそ。『豊臣兄弟!』第38回のタイトルは「和を以て、大和をなす」。大和国の財政を立て直すために商いを盛んにしようとする羽柴秀長(演:仲野太賀)の奮闘や、秀吉(演:池松壮亮)が帝の許しを得て新たな氏を得ることになり、「豊臣秀吉」と名乗る場面が描かれていました。しかし本記事ではドラマ本編ではスルーされていた武将、佐々成政(さっさ・なりまさ、演:白洲迅)の「さらさら越え」にフォーカスします。織田信長の親衛隊から出発した佐々成政は、なぜ悲劇的な最期を迎えることになったのでしょうか?(かしまし歴史チャンネル/川合章子)

越中富山城から、真冬の北アルプスを越えて浜松へ

 天正12年(1584)冬。佐々成政は、居城の越中富山城から極寒の北アルプスを越え、遠く浜松城にいる徳川家康のもとへ向かいました。

 なぜ、そこまで危険な旅をしなければならなかったのでしょうか。

 その背景には、秀吉との対決をめぐる成政の強い意志がありました。

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