「人がいなくてガラガラ」は本当か?
羽田イノベーションシティを歩いてみた
8月初旬の土曜日。京急空港線と東京モノレールの天空橋駅から降りてすぐ、道案内通りに進むと真新しいビルの敷地にたどり着いた。羽田イノベーションシティは全体的に今どきのデザインが印象的だ。
当日はZepp Hanedaでイベントが開催されていたため、会場前の人通りは多い。しかし、他の建物や通路の人影はまばらだ。
訪問前に調べた情報では、大田区の人気中華料理店や、ロボットやAIを取り入れたドラッグストアなど面白そうな店もある。しかし、Zepp以外の場所は閑散とした雰囲気。約540億円を投じた大型プロジェクトの割には、どう考えても人が少なすぎる。
Zepp Haneda前には行列ができていたが、それ以外の場所にはあまり人が見当たらなかった Photo by Hiroki Maebayashi
人影はまばら。冒頭写真を含めてデッキからZepp Haneda周辺とそれ以外の場所を撮影してみたが、人出の差は歴然としていた Photo by Hiroki Maebayashi
テナント空きも目立つ Photo by Hiroki Maebayashi
少なくとも週末の一般来訪者の回遊という点では、課題があるのではないか。というのも、導線が「不思議」なのだ。
一般的なショッピングモールのようにメインとなる大きな建物はなく、オフィス、ホテル、飲食店などがそれぞれ小さい建物に分かれている。フロアガイドを見ると階数ごとに紹介されているので勘違いするのだが(下の画像参照)、実際はビルを出たり入ったりを繰り返す。初めて訪れる利用者にとって、目的地までの経路を直感的に把握しにくい構造となっている。
フロアガイドを見ると勘違いしがちだが、実際はビルを出たり入ったりを繰り返す Photo by Hiroki Maebayashi
また、この日は暑くて建物間を移動するだけでも汗だくになった。猛暑のため近年は完全屋内型でないと苦戦する商業施設は多い。
研究施設とライブハウス、ホテルという、ニーズや稼働時間帯が大きく異なるテナントが狭い区画に入居しているのも不思議だった。







