フランスの暴動は先週末にさらに醜悪なものになり、全国に拡大するとともに、ひどい暴力行為も起きた。この危機の背景にある財政・政治問題については既に解説した。しかし、今回ここで取り上げるニュースは、極左政党「不屈のフランス」のジャンリュック・メランション候補による大統領選に向けた動きだ。メランション氏はこれまで抗議行動と一定の距離を置いてきたが、先週末にはパリでの抗議行動に参加した。同氏は略奪や放火を非難する一方で、抗議行動参加者らに「襲いかかった」警察の対応を非難した。今回の暴動は表面的には公共サービスの低下を巡るものだが、来年4月の大統領選に向けた計算が織り込まれている。極右政党・国民連合(RN)のマリーヌ・ルペン氏は現在、大統領選の世論調査でトップに立っている。メランション氏は2人の中道左派候補と横並び状態にある。
【社説】なぜフランスは燃えているのか
極左政党のメランション氏は来年の大統領選に勝利の可能性を見いだしている
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